「鳥窮すれば則ち啄む」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
鳥窮すれば則ち啄む
【読み方】
とりきゅうすればすなわちついばむ
【意味】
窮地に陥ると、人は何をするか予想できないということ。
「鳥窮すれば則ち啄む」ということわざは、鳥が困った時には突然何かをつつくように、人も困難な状況になると予測しづらい行動をとることがある、という意味だよ。
ほぉ~、つまり、人って困ったときには予想外のことをすることがあるんやな。
まるで、追い詰められた鳥が何かをつつくみたいに、人もピンチの時は普段と違うことをするってことやね。要するに、困った時の人の行動は予測できへんってわけか。
【出典】
「荀子」
【語源由来】
鳥も追い詰められると、必死になってくちばしでつつくという意から。
【スポンサーリンク】
「鳥窮すれば則ち啄む」の解説
カンタン!解説
「鳥窮すれば則ち啄む」っていう言葉は、動物の行動を例えに使って、人間の行動について教えてくれることわざだよ。
この言葉の直訳すると、「鳥が困ると、突然つつく」という意味になるんだ。ここでの「鳥」は人間を、そして「つつく」の行動は、窮地に追い込まれたときの予測不能な行動を意味しているよ。
つまり、このことわざは、人が困難な状況や窮地に立たされたとき、どんな行動をとるかは予測が難しいということを教えてくれているんだ。人は、普段とは違う、思わぬ行動をすることがあるから、窮地に追い込まれた人には気をつける必要がある、とも言えるね。
例えば、普段は優しい人でも、困難な状況になると急に攻撃的になることがあるよね。その逆に、いつも強気な人が、窮地に立たされると急に弱気になることもある。人の心や行動は複雑だから、窮地に立たされた時の行動は予測が難しいんだよ。このことわざは、そのような人の心の複雑さを教えてくれているんだね。
「鳥窮すれば則ち啄む」の使い方
いじめられっ子がいじめっこに仕返ししたんだよ。こんなことってあるんだね。
鳥窮すれば則ち啄むっていうからね。
人って窮地に追い込まれると変わるんだね。
人って変われる生き物なのよ。
【スポンサーリンク】
「鳥窮すれば則ち啄む」の例文
- 格下チームだからとなめてはいけない。鳥窮すれば則ち啄むというから、試合がどう転ぶか分からない。
- 鳥窮すれば則ち啄むというように、上司に「ダメ人間」呼ばわりされていた後輩が訴訟を起こし勝訴した。
- 普段は大国の言いなりだが、鳥窮すれば則ち啄むというように、我慢の緒が切れたか反旗を翻した。
- 鳥窮すれば則ち啄むというので、人を追い込まない方がいい。何をするか分かったもんじゃない。
- 背水の陣で捨て鉢になった人は、鳥窮すれば則ち啄むように、もう失うものなんか何も無いからと強気になって予想外のことをしかねない。