【ことわざ】
頭角を現す
【読み方】
とうかくをあらわす
【意味】
才能が、ほかの人よりずばぬけてすぐれていること。
「頭角」は頭の先のこと。
【出典】
唐の韓愈の「柳子厚墓誌銘」にある「嶄然として頭角を見す」から。
【類義語】
・頭を擡げる
【英語訳】
英語訳では、rear one’s head や cut a figure を使います。 一例は He cut a figure in that world. (彼はその世界で頭角を現した。)です。
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「頭角を現す」の使い方
太郎君の成績は最近すごいらしいわよ。
同じ教室の友達もそういってたよ。
前は目立たなかたけど、頭角を現したのね。
また難しい言葉を使って、僕知らないのに。
「頭角を現す」の例文
- 期待されていなかったのに頭角を現す人もいます。
- 課長になった頃から頭角を現して、部長の時には彼の右に出る者は誰もいなかったから次期社長は間違いないでしょう。
- 大学3年生の時に専門の研究で頭角を現したのが彼の将来を変えることになったのでしょう。
- あの方の資質はいいのですが、頭角を現すにはまだ勉強が足りないようです。
まとめ
頭角を現すと対義語ではありませんが「馬脚を現す(ばきゃくをあらわす)=隠していた正体がばれてしまうこと」という諺を一緒に使うと、頭角を現すの意味が分かり易いと思います。ノーベル賞並の研究成果を発表して頭角を現し一時期注目されたが、成果に疑問があると分かると馬脚を現した。経済学者として頭角を現したが、経歴詐称で馬脚を現した。などいかかでしょうか。