「生酔い本性違わず」の意味(類義語)
【ことわざ】
生酔い本性違わず
【読み方】
なまよいほんしょうたがわず
【意味】
酒に酔っても、その人が本来持つ性質は失われない。酒に酔うと本来持つ性質があらわれる。
「生酔い本性違わず」や「生酔い本性忘れず」ということわざは、たとえ酒に酔っていても、人の真の性格や考えは変わらない、という意味だよ。
ああ、それはつまり、酒の力でちょっと変わった振る舞いをしても、本当の性格は隠せへんってことやな。
酒が入ると色々なことを言うても、その中に本人の真意が隠れてることもあるんやろな。ん~、酒は二十歳からやけど、大人になるのは楽しみやね!
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「生酔い本性違わず」の解説
カンタン!解説
「生酔い本性忘れず」っていう言い方は、たとえ酒を飲んで酔っぱらっても、その人の本当の性格や考え方は変わらないっていうことを言っているんだよ。
たとえばね、友だちがお酒を飲んでちょっと酔っぱらって、普段言わないようなことを話しても、それはその友だちの本当の気持ちや考え方だったりすることが多いんだ。だから、酔っているときの言動も、その人の「本性」、つまり、本当の性格や考え方を表していると思うことができるんだよ。
「生酔い」は、酒に酔ってる状態を言ってて、「本性忘れず」は、その状態でも本当の自分を忘れないってこと。だから、この言い方は「酒を飲んでも、人の真の姿は隠れないよ」と教えているんだね。
「生酔い本性違わず」の使い方
彼に酒を飲ませちゃだめだよ。
どうして?
生酔い本性違わずっていうけど、泣き始めるんだ。
泣き上戸なのね。それは困るわ。
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「生酔い本性違わず」の例文
- 酒を飲んで怒りっぽくなるとしたら、生酔い本性違わずというからもともと怒りっぽい人なんだろうね。
- ともこちゃんは酒を飲んでも、生酔い本性違わず、いつもおしとやかだ。
- 生酔い本性違わずというので、彼の発言は酔った勢いだったかもしれないが本心だろう。
- 何でも酒のせいにしてはいけない。生酔い本性違わずというし、酒を飲もうが飲むまいが、その行動は自信の本質
- 彼は、飲酒後は喧嘩っ早くなるが、生酔い本性違わずというように切れやすいタイプではあるのだろう。ただ、普段は理性が勝っているんだろうな。
「生酔い本性違わず」の文学作品などの用例
面目なげに、大蔵はあたまを掻いた。それも指の先で横びんを掻くようなのでなく、大きく腕であたまを抱え込んで見せ。「何か先生へたんかを切ったんでございましょう」「きさま、なかなか油断はならん。生酔い本性たがわずだ」(吉川英治の私本太平記より)