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【南面して天下を聴く】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

南面して天下を聴く

「南面して天下を聴く」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
南面して天下を聴く

【読み方】
なんめんしててんかをきく

【意味】
天子の位に就いて、人民の声を聞いて政治を執り行う。

ことわざ博士
「南面して天下を聴く」という表現はね、皇帝が南を向いて座し、天下の国の人々の意見や願いを聞いて政治を行うという意味なんだ。

昔の中国では皇帝が南を向いて座ることが正しいとされていたから、それが政治を行う権力者の姿を象徴しているんだよ。

助手ねこ
ほほう。南を向いてるってのは、ちゃんと国の人たちの話を聞いてるってシンボルやったんやな。今で言うたら、トップがみんなの意見に耳を貸して、その声で政治をしてるってことやね。

王様がただ高いところに座ってるだけやなくて、人々のことを思って決めてるってわけか。昔から、「リーダーは民の声を聞け」というのが大事やったんやな。

【出典】
易経えききょう

【語源由来】
昔、中国では天子は北を背にして南を向いて臣下と対面したことから。

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「南面して天下を聴く」の解説

カンタン!解説
解説

「南面して天下を聴く」っていうのは、「易経」という古い中国の本に出てくる言葉で、昔の中国の王様が玉座に座って、南を向いているという意味なんだ。昔の中国では王様が南を向くのが一番偉い座り方とされていて、それでいろんな人たちの話をじっくり聞いて、国の政治をうまくやっていくことを表しているんだよ。

だから、このことわざはね、すごく大切な人、例えば学校でいう校長先生みたいな人が、みんなの意見や声をしっかりと聞いて、学校を良くするために決め事をするっていうことをイメージしてみるといいよ。みんなが幸せになるように、公平に物事を考えて決めることがすごく大事なんだって教えてくれているんだね。

「南面して天下を聴く」の使い方

健太
南面して天下を聴くような政治家がいないね。
ともこ
人民の声を聴かない政治家ばかりね。
健太
自分の欲望の声しか聴かないね。
ともこ
自分の欲望だけ満たした先に、美しい国なんてあるわけないのにね。
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「南面して天下を聴く」の例文

例文
  1. 南面して天下を聴くために目安箱を設置する。
  2. 人々の意見に耳を傾け、南面して天下を聴くことで国の平穏は保たれる。
  3. 独裁者は、南面して天下を聴くような存在ではない。
  4. 南面して天下を聴くのは政治家のつとめだ。
  5. 地方に足を運び、南面して天下を聴くことで平等で平和な世の中にする。

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