「難産色に懲りず」の意味(類義語)
【ことわざ】
難産色に懲りず
【読み方】
なんざんいろにこりず
【意味】
難産で苦しんだにもかかわらず、懲りずに色欲に動かされる。苦しんだことを忘れ、同じようなことを繰り返すこと。
ああ、それは「一度苦しんだのに、忘れちゃってまた同じことするんかい!」っていうことやな。
喉元過ぎれば熱さを忘れる、っていうのと一緒で、ピンチの時は「もう絶対しない!」って思うけど、時間が経つと忘れちゃってまたやっちゃうんやな。人間って、なかなか懲りへんもんやな~。
【類義語】
・喉元過ぎれば熱さを忘れる
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「難産色に懲りず」の解説
カンタン!解説
「難産色に懲りず」っていう言葉はね、苦しいお産を経験した女性が、それでもまた男女の関係に走ってしまうっていう意味から来ている言葉なんだよ。
ここでいう「色」は男女の関係や恋愛のことを指していて、「懲りず」は苦い経験をしてもまた同じことを繰り返すっていう意味だね。
たとえばね、どんなに苦しい目に遭っても、それが過ぎ去ったらすぐに忘れて、また同じ失敗を繰り返してしまう人のことを表しているんだ。言い換えると、「苦しんだ経験を忘れて、懲りずにまた同じことを繰り返す」っていう意味になるよ。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざも似た意味で使われることがあって、これは熱いものを飲んで喉をやけどしても、それが過ぎ去ったらすぐに痛みや苦しさを忘れてしまうっていう意味だね。どちらの表現も、人間が苦しい経験や辛い経験をすぐに忘れてしまう性質を皮肉っている言葉なんだよ。
「難産色に懲りず」の使い方
健太くん。夏休みの宿題は終わった?
まずは夏を謳歌しないとね。
難産色に懲りずね。また夏休みの終盤に苦しむことになるわよ。
今はその事は言わないでくれたまえ。夏を楽しめなくなっちゃうじゃないか。
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「難産色に懲りず」の例文
- 彼は散々マスコミに叩かれても難産色に懲りず、失言をやめない。
- このままだとまた留年するよ。難産色に懲りずだな。そろそろ親から生活費を打ち切られるんじゃないのか。
- あんなにつらい思いをしたのを忘れたのか。難産色に懲りずというが、あきれて物も言えない。
- 戦争は悲劇しか生まないのに、難産色に懲りず人間は戦争をくり返す。
- 辛いからもう食べないと言っていたのに、難産色に懲りず、またそのカレーを食べるのか。
苦しい経験をしたにも関わらず、その苦しさを忘れてまた同じことを繰り返してしまうことを表しているんだね。