「南人駝を夢見ず北人象を夢見ず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
南人駝を夢見ず北人象を夢見ず
【読み方】
なんじんだをゆめみずほくじんぞうをゆめみず
【意味】
知らないものに関しては想像することもないということ。
「駝」は、らくだ。
へえ、それは面白い言葉やな。「自分が知らんことや経験したことがないものには、思いもよらへん」ってことか。南の人はラクダを知らへんし、北の人は象を知らへんから、夢にも出てこーへんってわけやな。
これは、人間って自分の世界の中でしか物事を考えられへんってことを教えてくれてる言葉やね。もっと広い視野を持って、知らないものにも興味を持とうってことやな。
南の人はらくだの夢を見ないし、北の人はゾウの夢を見ないということから。
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「南人駝を夢見ず北人象を夢見ず」の解説
カンタン!解説
「南人駝を夢見ず北人象を夢見ず」っていう言葉はね、知らないものや経験したことがないものについては、想像することもないっていう意味なんだよ。
「南人」とは南の地方に住んでいる人のことを言っていて、「駝」はラクダのことだよ。「北人」は北の地方に住んでいる人のことを言って、「象」はゾウのことを指しているんだ。
南の地方に住んでいる人は、ラクダを普段から見ることがないから、ラクダの夢を見ないんだね。同じように、北の地方に住んでいる人は、ゾウを普段から見ることがないから、ゾウの夢を見ることがないんだよ。
たとえば、僕たちが宇宙に行ったことがないから、宇宙での生活を具体的に想像することは難しいよね。そういうことを、「南人駝を夢見ず北人象を夢見ず」という言葉で表しているんだ。
つまり、この言葉は、「知らないものや経験したことがないものについては、想像もしない」っていうことを教えてくれているんだね。自分の知っていることや経験したことに基づいて物事を考えることの大切さを教えてくれる言葉なんだよ。
「南人駝を夢見ず北人象を夢見ず」の使い方
グルメ番組が多いけど、食べたことが無いものの味は想像だにできないね。
グルメリポーターがおいしそうに食べるから「おいしそうだな」とは思うけど、南人駝を夢見ず北人象を夢見ずっていうように想像できないわね。
味を言葉で表現しようと頑張ってくれているのは分かるんだけど、いまいち伝わらないんだ。
食べたことないもんね。
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「南人駝を夢見ず北人象を夢見ず」の例文
- 知らなければ、南人駝を夢見ず北人象を夢見ずというように、お化けの夢でうなされることもないから、恐い話は聞かなければいい。
- 世界を見て回った方が良い。南人駝を夢見ず北人象を夢見ずというから、自分の目で見て経験して、いろんなことを深く知るべきだ。
- 砂漠は暑いんだといわれても、南人駝を夢見ず北人象を夢見ずというように、行ってみないとなんとも想像できない。
- インターネットが普及して、世界各地の景色を見られるようになったから、南人駝を夢見ず北人象を夢見ずということが少なくなった。
- 神様を見たことがないので、南人駝を夢見ず北人象を夢見ずのごとく夢に出てこない。神様のお告げを夢で見る人は、普段から神様の存在を感じ信じている人なのだろう。
自分の知識や経験の範囲内でしか物事を考えない、という人間の性質を表している言葉なんだ。