「二八月は船頭のあぐみ時」の意味
【ことわざ】
二八月は船頭のあぐみ時
【読み方】
にはちがつはせんどうのあぐみどき
【意味】
二月と八月は、海が荒れて危険だから船頭がてこずる時だということ。
「二八月」は、旧暦の二月と八月のこと。「あぐむ」は、物事ができなくて困る。もてあます。
「二八月は船頭のあぐみ時」という言葉は、旧暦の二月と八月が特に海が荒れる時期であるため、船が出せない日が多く、船頭が仕事に困るという状況を表しているんだ。
なるほど、それは特定の職業の苦労を示す言葉やね。つまり、「二月と八月は海が荒れるから、船頭は船を出せずに困る」ということやな。
この二つの月は特に天候が荒れやすいので、船頭にとっては仕事が難しい時期となるんやね。
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「二八月は船頭のあぐみ時」の解説
カンタン!解説
「二八月は船頭のあぐみ時」という言葉は、旧暦の二月と八月に海が荒れるため、船が出せない日が多く、その結果船頭が困る状況を表しているんだよ。この表現は、特定の時期に自然の条件が業務に影響を与えることを示しているんだね。
「二八月」というのは旧暦の二月と八月を指し、これらの月は天候が特に変わりやすく、海が荒れやすいとされているんだ。二月は冬の季節風が強く、八月は台風の影響を受けやすいため、航海には不適切な条件が多いんだよ。
たとえば、この時期に船を出すことが困難になると、船頭や船関係者は仕事ができずに困る状況になるんだね。この言葉は、季節や天候が特定の職業や業務に大きな影響を与えることを示していて、自然環境の変動に対する警戒と対応の重要性を教えてくれるんだ。
「二八月は船頭のあぐみ時」ということわざは、自然の条件に左右される仕事の困難さや、そのような状況に対して柔軟に対応することの大切さを示しているんだよ。特に、自然と密接に関わる職業においては、季節や天候による影響を常に考慮に入れる必要があるんだね。
「二八月は船頭のあぐみ時」の使い方
そろそろ漁に出ても良いかな。
二八月は船頭のあぐみ時ってういくらい危険なんだから、三月になるまで待ちなさいよ。
きょうは天気がいいよ。
海に出てから天気が急変したら危ないでしょう。海の藻屑になるわよ。
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「二八月は船頭のあぐみ時」の例文
- 利益を考えると出漁したいが、二八月は船頭のあぐみ時というから安全最優先でやめておこう。
- 二八月は船頭のあぐみ時というから、新人のお前に今日の操縦は無理だ。
- 私語は慎め。二八月は船頭のあぐみ時というし、一瞬も油断できないんだ。
- 二八月は船頭のあぐみ時というが、農家も悪天候で困る時期だ。
- ただでさえ漁師は死と隣り合わせなのに、二八月は船頭のあぐみ時といい、さらに危険が増す。