「盗人と智者の相は同じ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
盗人と智者の相は同じ
【読み方】
ぬすびととちしゃのそうはおなじ
【意味】
人相だけで人の善悪は判断できないということ。
「智者」は、徳を積んだ高僧。
「盗人と智者の相は同じ」ということわざは、外見だけでは人の本質を判断することができないという意味を持っているんだよ。
なるほど、そういうことやな。つまり、「外見だけでは人の本当の性質はわからへん」ということやな。盗人も徳を積んだ高僧も、外見では同じに見えることがあるから、人相だけで人を判断してはいかんってことやね。
この言葉は、人の内面や本質を見極めるのは難しいと教えてくれてるんや。見た目に惑わされず、人の本当の価値を見極めることが大事やってことやな。
【語源由来】
盗人も高僧も顔つきから判断することはできないということから。
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「盗人と智者の相は同じ」の解説
カンタン!解説
「盗人と智者の相は同じ」という表現は、人の外見や顔つきだけではその人の本質や内面を判断することはできないという意味を持っている言葉なんだよ。
この言葉は、外見上の顔つきが同じであっても、その人が盗人なのか、知恵がある賢者なのかは見た目だけではわからないということを示しているんだ。つまり、外見で人を判断することの危険性を指摘しているんだね。
たとえば、徳を積んだ高僧と盗人が外見上は同じように見えるかもしれないが、その内面は全く異なる。しかし、人はしばしば外見によって他人を判断しがちで、その結果、誤った評価をしてしまうことがあるんだ。
「盗人と智者の相は同じ」ということわざは、外見だけでなく、人の行動や言葉、その人の持つ資質や価値を見ることの重要性を教えてくれる言葉なんだね。人を判断する際には、外見だけでなく、その人の本質を見ることが大切だということを思い出させてくれるんだ。
「盗人と智者の相は同じ」の使い方
良い人そうだったから信用していたのに、だまされたよ。
盗人と智者の相は同じっていうから、見た目では分からないよね。
心の中が見えたら良いのに。
目は口程に物を言うって言うわよ。目を見つめたらわかるかも。
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「盗人と智者の相は同じ」の例文
- 盗人と智者の相は同じだから、外見で判断せず内面を知ろうとする努力が必要だ。
- 良い人か悪い人かなんて一見して分かるものではない。盗人と智者の相は同じだから、経験を積んで勘を磨くしかない。
- 見た目は同じ人間で、盗人と智者の相は同じなのだが、口を開くと人間性が出るものだ。
- しっかりしていないと詐欺に遭うよ。盗人と智者の相は同じで判別し難いものだから、常に危機意識をもって生きねばならない。
- 悪い人ほど賢そうで良い人そうな顔をしているものだ。盗人と智者の相は同じだから、被害に遭う人が後を絶たない。