「猫が肥えれば鰹節が痩せる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
猫が肥えれば鰹節が痩せる
【読み方】
ねこがこえればかつおぶしがやせる
【意味】
一方がよくなれば他方が悪くなる。一方に得があれば他方が損をする。
へぇ、そういうことかいな。猫が食べ物をたくさん食べて太ると、その食べ物はなくなっていくわけやな。つまり、一方が得をすると、もう一方は何かを失うってことやね。
これは、世の中のバランスや、得と損の関係を表してる言葉やな。一つのことが良くなると、どこかで代償があるってことを教えてくれるんやね。
鰹節を食べた猫が太り、食べられた鰹節は細くなることから。
【類義語】
・彼方を祝えば此方の怨み
・入り船に良い風邪は出船に悪い
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「猫が肥えれば鰹節が痩せる」の解説
カンタン!解説
このことわざ、「猫が肥えれば鰹節が痩せる」って言うんだけど、これはね、猫が鰹節をたくさん食べると太るけど、その分鰹節はなくなってしまう、という意味なんだよ。
たとえば、猫がおいしい鰹節を見つけたとして、その鰹節をたくさん食べると、猫はどんどん太っていくよね。でも、その鰹節は食べられるたびに減っていって、最終的にはなくなってしまう。これは、猫にとっては良いことだけど、鰹節にとっては悪いことだよね。
だから、このことわざは、何かが良くなると、必ずどこか別のところが悪くなるっていうことを教えてくれているんだ。世の中には、利益と損失が表裏一体になっていることが多いから、物事を考えるときには、そのバランスをよく考えないといけないんだよ。
「猫が肥えれば鰹節が痩せる」の使い方
三方よしなんてきれいごとだよね。
商売の鉄則だけど、猫が肥えれば鰹節が痩せるからね。
誰かが儲ければ誰かが泣くんだよ。
そんな経済の仕組みを何とかしたいわね。
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「猫が肥えれば鰹節が痩せる」の例文
- 嫁と母の間に挟まれ、猫が肥えれば鰹節が痩せるように、僕の力量ではどちらも納得するようにはできない。
- 猫が肥えれば鰹節が痩せるみたいに、メーカーは値上げで利益を出しているが、第三次産業の人達は値上げできず損するばかりだ。
- 当然のことながら猫が肥えれば鰹節が痩せるから、我が社が瘦せても消費者に肥えてもらう。できるだけ安く売って満足してもらおうじゃないか。
- 猫が肥えれば鰹節が痩せるような契約はおかしい。
- 裁判は白黒つけるためにするものなので、猫が肥えれば鰹節が痩せる。どちらも良いということにはならない。
このことわざは、世の中には得と損が表裏一体であることを示しているんだ。