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【年貢の納め時】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

年貢の納め時

「年貢の納め時」の意味(語源由来・英語訳)

意味
【ことわざ】
年貢の納め時

【読み方】
ねんぐのおさめどき

【意味】
「年貢」は昔、田畑などに課せられていた租税のこと。悪事を働いていた者が捕まって、刑に服する時期のこと。また、それまで遊び回っていた者が結婚して身を固めるときなど、あることに決心して観念する時期のことも言う。

ことわざ博士
「年貢の納め時」という表現は、もともとは農民が年貢を納める時期を意味していたんだけど、転じて、悪事を続けていた人がついに捕まって罪を認めなければならなくなる時期、または物事を諦めなければならない状況を指すようになったんだよ。
助手ねこ
へぇ、そんな意味があるんやな。つまり、「いくらごまかそうとも、最後にはちゃんと責任を取らなアカン時がくる」ってことやな。年貢を納める時みたいに、逃げても隠れても、最終的には現実と向き合わなあかん時があるってわけや。

これは、「いつまでも悪いことを続けてちゃいけない」や「物事にはあきらめる時がくる」って教えてくれてるんやな。いつかは結果に対して責任を取らないといけないってことやね。

【語源・由来】
もとは、滞納していた年貢を納めなければならない時期のことで、年貢は否応なく徴収されることからたとえていう。

【英語訳】
Every fox must pay his own skin to the flayer.
My career of crime is run
It is time the gallows had its due.

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「年貢の納め時」の解説

カンタン!解説
解説

「年貢の納め時」という言葉は、もともとは農民が年に一度、領主に対して納める税(年貢)の支払い期限が来たことを意味していたんだ。でも、この表現は時間が経つにつれて、もっと広い意味で使われるようになったんだよ。

現代では、「年貢の納め時」は、悪事を続けていた人がついに捕まって罪を償う時、つまり「避けられない結末に直面する時」という意味で使われることが多いんだ。また、もうこれ以上逃れられない、あるいは避けられない状況になったとき、つまり「物事を諦めなければならない時」を表すのにも使われるよ。

たとえば、何かに挑戦していたけど、もうこれ以上進められないという状況や、あるいは避けて通れない困難に直面したときに、「もう年貢の納め時だ」と言って、その状況を受け入れる必要があることを表現するんだね。

この言葉は、人生でいつかは直面するかもしれない「避けられない選択」や「決断の時」を象徴しているんだ。だから、「年貢の納め時」っていうのは、何かを諦めたり、重要な変化に直面したりする時に、使われる言葉なんだよ。

「年貢の納め時」の使い方

健太
とうとう、年貢の納め時だよ。
ともこ
どうしたの?健太くん。
健太
次のテストで全教科70点以上を取らないと、空手部を強制退部させてボランティア活動にいそしめって言われたんだ。
ともこ
あらあら。でも、それは先生の愛情の裏返しよ。結果はどうであれ、頑張る姿は見せるべきね。
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「年貢の納め時」の例文

例文
  1. 世の中は、君のように無理をして通っていけるものではないし、いままでは馬鹿に運がよかったが、いつかは年貢の納め時が来るとは思っていたが、今回がそうらしい。
  2. そなたが今まで何人の人間を殺してきたかは知らぬけれども、獲物にわたしを選んだ時点で年貢の納め時だ。
  3. 彼女は妊娠したらしく、「年貢の納め時だわ。そういうわけで結婚することになったわ」と笑っていた。
  4. 慶長三年五月、太閤秀吉もついに、年貢の納め時が迫って来ていて、華やかな醍醐の花見の宴をひらいた後、秀吉は、病気に罹って、伏見で、臥牀した。
  5. 一車線の狭い道路なので、進路を塞がれると、逃げ場を失ってしまうから、五台のパトカーをきりきり舞いさせた宝石泥棒も、いよいよ年貢の納め時になった。

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