「飲まぬ酒に酔う」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
飲まぬ酒に酔う
【読み方】
のまぬさけによう
【意味】
自分とは関わり合いのないことが原因で、自分の真の望みとは違う結果になる。
へぇ、そういうことかいな。つまり「自分がやってないのに、困った結果になっちゃう」ってことやな。自分のせいじゃないのに、まるで自分がやったかのような問題に巻き込まれるってわけやね。
これは「自分のせいじゃないトラブルにも注意せなあかん」って警告やな。思いがけず厄介な状況になることもあるってことやね。
【類義語】
・根がなくとも花は咲く
【対義語】
・飲まぬ酒には酔わぬ
・火の無い所に煙は立たぬ
【スポンサーリンク】
「飲まぬ酒に酔う」の解説
カンタン!解説
「飲まぬ酒に酔う」ということわざは、実際には関与していない、あるいは身に覚えのない原因によって、望まない結果や困難に直面するという状況を表しているんだよ。つまり、何もしていないのに、まるで自分が原因であるかのような事態に巻き込まれるということなんだ。
例えば、自分は何も悪いことをしていないのに、他人の行動や誤解によってトラブルに巻き込まれるような場合、このことわざを使うことができるよ。まるで酒を飲んでいないのに酔っ払っているかのような状態、つまり自分の意志や行動とは無関係に問題が起こることを意味しているんだ。
このことわざは、人が時には自分のコントロール外の事由で不当な状況に巻き込まれることを示していて、世の中には予期せぬ出来事や誤解による影響を受けることがあるということを教えてくれるんだよ。また、自分に原因がなくても、時には不本意な結果に直面することがあるという現実を表しているんだね。
「飲まぬ酒に酔う」の使い方
十中八九うまくいくはずだったのに、想定外の事が起こって失敗になっちゃったよ。
本当に想定外だったの?健太くんの予想が甘かったんじゃないの?
まさか仲間が裏切るとは思わなかったんだよ。
仲間の行動で想定外の結果になるなんて、飲まぬ酒に酔うというやつね。
【スポンサーリンク】
「飲まぬ酒に酔う」の例文
- もらい事故で飲まぬ酒に酔う。なんだかついてない。
- 子供が逮捕され、飲まぬ酒に酔うように自分のせいじゃないのに仕事を失った。
- 風評被害で作物が売れず、飲まぬ酒に酔い困っている。
- 自分たちが気をつけていても、感染予防に無頓着な夫のせいで飲まぬ酒に酔うごとく家族全員インフルエンザに感染する。
- どんなに注意していても、飲まぬ酒に酔うことがあるから世の中理不尽だ。
まるで酒を飲んでいないのに酔ったような状態になることから、自分の意志や行動とは無関係に困難な状況に陥ることを意味しているんだね。