「擌にかかれる鳥」の意味(語源由来)
【ことわざ】
擌にかかれる鳥
【読み方】
はごにかかれるとり
【意味】
逃げようとも逃げることができないこと。


自分で注意して、そういう厄介ごとに巻き込まれんようにしなあかんね。一度トラブルになると、なかなか元には戻れへんもんな。
【語源由来】
擌にかかった鳥は、もがこうとも逃れられないことから。
「擌にかかれる鳥」の解説
「擌にかかれる鳥」という表現は、鳥が擌(罠や仕掛け)にかかった状態、つまり鳥が逃げようとしてももはや逃げることができない状態を指しているんだ。ここでの「擌」とは、鳥を捕らえるために使われる仕掛けや罠の一種で、通常は細い木や竹に鳥もち(粘着質の物質)を塗り、鳥がその上にとまった際に動けなくなるようにするものなんだ。
このたとえ話は、一旦ある種の罠や困難な状況に陥ると、自力で簡単には脱出できないことを示しているんだ。たとえば、法的な問題、借金、あるいは複雑な人間関係など、人が自分の意志だけでは容易に抜け出せない状況に陥ることを喩えて使われることがあるよ。
「擌にかかれる鳥」は、人が罠や困難な状況に陥った時の無力感や絶望感を表現するのに使われ、また、そういった状況には注意深く対処する必要があるという教訓を伝えているんだね。それは、一度問題に巻き込まれると逃れるのが困難であることを示し、予防や慎重な行動の重要性を思い出させてくれるんだ。
「擌にかかれる鳥」の使い方




「擌にかかれる鳥」の例文
- 位置情報が警察に分かるようになっているから、擌にかかれる鳥だ。
- 愛犬は脱走癖があるのでしっかり対策した。これでもう逃げられまい。擌にかかれる鳥だな。
- 退路はふさがれ、擌にかかれる鳥でどうにもできない。
- 擌にかかれる鳥のように、買わずして店の外に出ることはできない。
- 罠にはまり、擌にかかれる鳥のごとく二進も三進もいかなくなる。
























これは、一度厄介な状況や困難に陥ってしまったら、そこから抜け出すのが非常に難しいということを意味しているんだ。