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【走り馬の草を食うよう】の意味と使い方や例文

「走り馬の草を食うよう」の意味

意味

【ことわざ】
走り馬の草を食うよう

【読み方】
はしりうまのくさをくうよう

【意味】
円滑ではなくぎこちないこと。走る馬が立ち止まって草を食べ、再び走っては草を食べ、調子が一定でないこと。

ことわざ博士
「走り馬の草を食うよう」という言葉は、走っている馬が時折立ち止まって草を食べ、また走り出すという行動から来ていて、物事がスムーズに進まず、一定のリズムや調子が取れていない状態を指すたとえだよ。
助手ねこ
走ってる途中でちょいちょい立ち止まって草食って、また走るって、確かにあんまりスムーズとは言えへんな。そんな感じで物事がコロコロ変わって、一定しないっていうのは、確かにあんまり良い状況とは言えへんやろうな。

何事もリズムや一貫性が大事やけど、走り馬の草を食うように、ちょくちょく止まったり始めたりすると、全然効率が上がらへんもんな。物事を進める時は、一定のリズムやペースを保つことが大事やってことやね。

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「走り馬の草を食うよう」の解説

カンタン!解説
解説

「走り馬の草を食うよう」という表現は、物事がスムーズに進まず、ぎこちなく進行する様子を言い表しているんだ。これは、馬が走りながらも途中で立ち止まって草を食べ、また走り出してはまた草を食べるような、不規則で一定しない動きにたとえているんだよ。

たとえば、何か作業をしている時に、途中で何度も中断しては再開するような、リズムや一貫性がない状況を指して使われることがあるよ。これは、本来ならばスムーズに進むべきことが、中断や迷いによって進行が不安定になる様子を表しているんだ。

このことわざは、一つのことに集中して続けることの大切さや、一貫したリズムで物事を進めることの効率性を示唆しているんだよ。走り馬が途中で何度も立ち止まると全体の速度や効率が落ちるように、物事も途切れ途切れにするとスムーズさや成果が損なわれるということを教えてくれているんだね。

「走り馬の草を食うよう」の使い方

ともこ
健太くんは気分にむらがあるわね。
健太
気分が乗っている時は最強だよ。
ともこ
走り馬の草を食うようで、仕事がスムーズにはかどらないわね。
健太
仕事はチームワークだもんね。気分屋で大変申し訳ない。
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「走り馬の草を食うよう」の例文

例文
  1. 先生の執筆スピードは、走り馬の草を食うようだから締め切りに間に合うかドキドキする。
  2. 工事の進捗度が走り馬の草を食うようで、いつ終わるかはっきりしない。
  3. おもちゃの動きが、走り馬の草を食うようにぎこちない。修理をしないといけないようだ。
  4. 急病人の救護や乗客の落とし物で、走り馬の草を食うように電車の運行に支障が出ている。
  5. 走り馬の草を食うようだと成果にむらがでるから、集中して一気に終わらせた方が良い。




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