【ことわざ】
花は桜木人は武士
「花は桜木、人は武士」と区切って読む。
【読み方】
はなはさくらぎひとはぶし
【意味】
花の中で最も優れているのが桜であり、人間では武士だということ。桜の散り際の見事さに武士の死に際の潔いことを重ねたことば。
【語源・由来】
「花は桜木 人は武士 柱は檜 魚は鯛 小袖はもみじ 花はみよしの」「一休宗純」の言葉と言われている。
【類義語】
・木は檜の木人は武士
・花はみ吉野人は武士
【英語訳】
The cherry among flowers, the samurai among men.
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「花は桜木人は武士」の使い方

花は桜木人は武士というように、戦争中は、戦地で命散ることがすばらしいことと思われていたそうよ。

そんな時代に生まれなくてよかった。生まれてよかった、生きていてよかったと思える平和な時代の子供で良かった。

ただ生きるだけじゃなく、平和な時代に生まれた子供として、平和な時代を次の世代に引き継いでいかないといけないわ。

そうだね、それは大事な使命だよね。
「花は桜木人は武士」の例文
- 花は桜木人は武士というけれど、先日、政治資金問題で話題になった政治家は、記憶にございませんの一辺倒で格好悪かったので、桜木の如く、武士の出処進退も潔くありたい。
- 花は桜木人は武士という言葉のように、あの大企業の社長は、その座に固執することなく、潔く後継者に明け渡した。
- 花は桜木人は武士といって潔さをたたえた言葉があるけれど、あの時代の人の命は花弁のようにはかなく、紙よりも軽い命だった。
- 花は桜木人は武士という言葉があるけれど、空手の試合では、勝った方も負けた方も潔く、ただ静かにガッツポーズも悔し泣きもしないから格好いい。
- 花は桜木人は武士という言葉のように、祖父は自分の体の限界を悟り、延命治療を望まず、潔く来るべきその瞬間を受け入れた。