「早牛も淀、遅牛も淀」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
早牛も淀、遅牛も淀
「遅牛も淀、早牛も淀」ともいう。
【読み方】
はやうしもよど、おそうしもよど
【意味】
どうやっても行きつく所は同じなのだから、あわてる必要はないということ。
「淀」は、京都市伏見区の地名。淀川に面した河港で、集荷場として栄えた。
ああ、なるほどな~。つまり、速い牛も遅い牛も、結局は同じところに着くってことやな。速さにこだわりすぎずに、大事なのは最終的に目的地に着くことやってわけやね。
人生もそうやな、速く進むことばっかり考えずに、ちゃんとゴールに辿り着くことが大事やってことや。
【語源由来】
牛の歩みに速い遅いの差はあれど、行きつく所は同じ淀であるということから。
【類義語】
・早い馬も千里、のろい牛も千里
・早舟も淀、遅舟も淀
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「早牛も淀、遅牛も淀」の解説
カンタン!解説
「早牛も淀、遅牛も淀」ということわざはね、早く歩く牛も遅く歩く牛も、結局は同じ場所に着くっていう意味なんだよ。
たとえば、学校から家に帰るとき、友達がすごく早く歩いて帰るけど、別の友達はゆっくり歩いて帰るとしよう。でもね、結局はみんな同じ家に帰るんだよ。
このことわざは、「ものごとには速さや遅さがあるけど、最終的な結果は同じであることが多い」っていうことを教えているんだ。つまり、どんなに早く進もうが、ゆっくり進もうが、大切なのは「結局どこに着くか」ってことなんだね。
だから、何かを急いでやるのもいいけど、ゆっくり丁寧にやるのも大事ってことを伝えているんだよ。
「早牛も淀、遅牛も淀」の使い方
通塾の早期化が加速しているね。
早牛も淀、遅牛も淀っていうから、そんなに急がなくても良いのにね。
早く塾に行き始めれば、良い学校に入学できて良い会社に就職できるよ。
大学まで塾なしで国公立でも、早期教育を受けた人より出世する人も多いわよ。
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「早牛も淀、遅牛も淀」の例文
- ともこちゃんはもう夏休みの宿題が終わったらしいが、早牛も淀、遅牛も淀というから焦らない。僕は僕のペースでやる。
- お隣のベッキーちゃんはもう言葉を話し始めたらしいけど、早牛も淀、遅牛も淀だからうらやんだり焦燥感を抱かない。
- ライバルチームは完成間近らしいけど、早牛も淀、遅牛も淀というように制限時間内に完成できればいいんだし、全く焦る必要がない。
- 前の車を追い越しながら急いで走行する車がいるけど、早牛も淀、遅牛も淀というように、結局次の信号で一緒に仲良く停止するんだよな。
- エスカレーターで人を押しのけて駆けあがったり駆け降りる人がいるが、早牛も淀、遅牛も淀だ。いつかは死ぬんだから生き急ぐのはもったいない。
これは、物事には速い遅いがあっても、結果は同じになるという意味を持っているんだよ。