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【花は半開、酒はほろ酔い】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

「花は半開、酒はほろ酔い」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
花は半開、酒はほろ酔い

【読み方】
はなははんかい、さけはほろよい

【意味】
何事もほどほどがよく、完璧でない点に味わいを感じるということ。

ことわざ博士
「花は半開、酒はほろ酔い」という表現は、物事が完全な状態よりも、少し未完成や中途半端な状態の方が、より魅力的で楽しめることを意味しているんだよ。
助手ねこ
なるほどなぁ。つまり、全部完成してるよりも、ちょっとだけ不完全な方が魅力的やってことやな。半開の花やほろ酔いの感じが、完璧よりも味わい深いっていうことやね。

完璧じゃないことに美しさや楽しみを見いだすっていうのを教えてくれる言葉やな。完璧でないことの良さを感じさせることわざやね。

【出典】
菜根譚さいこんたん

【語源由来】
桜の花は五分咲きが美しい。酒はほろ酔い加減がちょうどよいということから。

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「花は半開、酒はほろ酔い」の解説

カンタン!解説
解説

「花は半開、酒はほろ酔い」という言葉は、「ものごとは完全でない方がより味わい深い」という意味を持つことわざで、「菜根譚―後」に由来しているんだ。

この表現は、花が完全に咲ききる前の半開の状態や、酒を飲んでちょうどいいほろ酔いの状態が、最も美しさや楽しさを感じられるという考え方を示しているんだね。花が半分咲いているときのその儚さや、ほろ酔いの時の心地よい感覚は、完全に開花した花や酔いつぶれるほど酔った状態よりも、特別な魅力があるとされているんだ。

たとえば、何かを楽しむ際に、完璧さや極端を求めるよりも、その過程やちょうど良い状態を楽しむことの方が、深い満足感や美しさを感じることができるという意味があるんだよ。

このように、「花は半開、酒はほろ酔い」ということわざは、完璧さよりも過程や中間の状態にこそ、本当の美や楽しみがあるという教えを含んでいるんだね。

「花は半開、酒はほろ酔い」の使い方

健太
この本の終わり方はすっきりしないなー。
ともこ
花は半開、酒はほろ酔いっていうじゃない?完璧じゃなく、読者に想像する余地があった方が楽しいじゃない。
健太
でも、きっと作者の頭の中には終わりがあるんだよ。あるなら公開してほしい。
ともこ
確かに、作者は小説の世界の神だからそれが本当のラストなんでしょうね。
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「花は半開、酒はほろ酔い」の例文

例文
  1. 彼女は完璧な顔すぎて、見ていて飽きる。花は半開、酒はほろ酔いというけど、ほどほどがいいな。
  2. 人間、ちょっと抜けているぐらいがいいものだ。花は半開、酒はほろ酔いというし、完璧だとロボットみたいだ。
  3. 花は半開、酒はほろ酔いというのに、食べ放題では欲張って食べ過ぎて、結局はいてしまう。
  4. よく、花は半開、酒はほろ酔いっていうけど、アイドルの未熟な歌は聞いていられない。音程も表現力もしっかりした人の歌を聞きたい。
  5. 花は半開、酒はほろ酔いというから、もっとしゃべっていたいと思うくらいでお開きにしよう。

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