「火打ち箱に煙硝入れて昼寝する」の意味(語源由来)
【ことわざ】
火打ち箱に煙硝入れて昼寝する
【読み方】
ひうちばこにえんしょういれてひるねする
【意味】
とても危険なこと。
危険を自分で作り出しておいて、その危険を全く意識してないっていう、考えられへんような状況を言うんやね。
【語源由来】
火打ち箱の中に火薬を入れたままで昼寝をするという意から。
「火打ち箱に煙硝入れて昼寝する」の解説
「火打ち箱に煙硝入れて昼寝する」という表現は、非常に危険な行為をすること、または危険を顧みず無防備な状態でいることのたとえだね。この言葉は、文字通りには火を起こすための道具を入れる箱、つまり火打ち箱に火薬(煙硝)を入れた状態で安心して昼寝をするという非常に危険な状況を想像させるよ。煙硝は非常に発火しやすい物質で、不注意な扱いが原因で火災などの大きな事故につながる恐れがあるから、この行為は極めて危険なんだ。
このたとえは、注意深くなければならない状況での油断や、危険性を理解せずに無防備な行動を取ることの危うさを教えてくれるんだ。現代の文脈においては、文字通りの火打ち箱や煙硝を扱うことは少ないかもしれないけれど、この表現は比喩的にリスクのある状況での無警戒や不注意を戒める言葉として用いられるよ。
例えば、重要なプロジェクトの期限が迫っているにもかかわらず準備を怠る、または危険な状況を軽視して安全対策を怠るなど、様々な場面でこの言葉の教訓は適用できるね。常に周囲の状況を正しく認識し、必要な対策を講じることの大切さを思い出させてくれる言葉なんだ。
「火打ち箱に煙硝入れて昼寝する」の使い方
「火打ち箱に煙硝入れて昼寝する」の例文
- 慣れと言うのは怖いもので、危険な作業と認識していても、火打ち箱に煙硝入れて昼寝するようなことがある。
- 火打ち箱に煙硝入れて昼寝するから怪我をするんだ。注意を怠らなければ避けられた怪我だ。
- 入浴しながらスマホを見るのは、火打ち箱に煙硝入れて昼寝するみたいで、水没で感電死することもある。
- 危ないとは分かっていたが、火打ち箱に煙硝入れて昼寝するように、頭のどこかで大丈夫だろうと思ってしまっていた。
- 壊し魔の健太くんに任せて席を外すなんて、火打ち箱に煙硝入れて昼寝するのと同じだ。
火打ち箱には本来、火を起こすための道具が入っており、そこに煙硝(火薬の一種)を入れることは、非常に危険な行為だ。それでいて昼寝をするというのは、危険を顧みず安心している状態を意味しているんだね。