「火の消えた回り灯篭」の意味(語源由来)
【ことわざ】
火の消えた回り灯篭
【読み方】
ひのきえたまわりどうろう
【意味】
どうしようもないこと。また、寂しくじっとしていること。
人生でそういう状況に直面することもあるかもしれへんけど、そんな時こそ、新しい方法を見つけたり、違う角度から物事を考え直したりするチャンスかもしれんね。
【語源由来】
回るはずのものが回らないことから。
「火の消えた回り灯篭」の解説
「火の消えた回り灯篭」という表現は、火が消えてしまった回り灯篭(走馬灯)が何の役にも立たず、ただじっとしているさまを表しているんだ。ここから転じて、何の助けにもならない状況や、手立てがないこと、どうしようもない事態を意味しているよ。回り灯篭は、火がついている時は周りを明るく照らす役割があるけれど、火が消えてしまえばその機能を失い、ただの物体になってしまう。このように、本来の機能を果たせない状態を指す言葉として使われるんだ。
この言葉からは、事態が進まない、解決策が見つからないなど、行き詰まった状況を描写する際に使われることが多いね。例えば、解決策を見つけようとしても、どの道を選んでも望む結果には至らないというような時に、「火の消えた回り灯篭のようだ」と表現することができるよ。
しかし、このような表現はあくまでその時点での状況を言い表しているだけで、必ずしも未来永劫そのままというわけではない。時には、新たな視点やアプローチを見つけることで、事態が好転する可能性もあるんだ。だから、「火の消えた回り灯篭」の状態にある時でも、諦めずに解決策を探し続けることが大切なんだよ。
「火の消えた回り灯篭」の使い方
「火の消えた回り灯篭」の例文
- 仕事で大きなミスを犯してしまい、上司に報告したとき、彼の顔を見ると、まるで火の消えた回り灯篭のように表情が固まってしまいました。どうしようもない状況に直面していることが伝わってきました。
- 新しいプロジェクトの提案をしたけれど、資金不足で実現不可能だとわかった瞬間、チーム全員の気持ちは火の消えた回り灯篭のように沈んだ。やりたいことがあっても、手立てがないことは本当に苦しい。
- 彼女は長年続けてきたレストランが経営難に陥り、火の消えた回り灯篭のようにどうにもできない状態だった。どれだけ頑張っても、もはや改善の余地が見えなかった。
- 選挙での敗北後、政治家はまるで火の消えた回り灯篭のように、次の一手が思い浮かばない。そこには、将来に対する不安と方向性の喪失があった。
- 大学入試に失敗して、夢を追いかける気力も失ってしまった時、私は自分が火の消えた回り灯篭のようだと感じた。そのときは、前に進むことも、新しい夢を見つけることもできずにいました。
回り灯篭は、火を灯すことで回転し、光を放つ装置なんだけど、火が消えてしまったらその機能を果たせなくなってしまうよね。このことわざは、行動不能に陥ったり、解決策が見つからない状況を指して使われるよ。