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【牝鶏晨す】の意味と使い方や例文(出典・語源由来・類義語)

「牝鶏晨す」の意味(出典・語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
牝鶏晨す

【読み方】
ひんけいあしたす

「晨す」は、「ときす」とも読む。

【意味】
女性が権勢を振るうこと。

「牝鶏」は、めんどり。「晨」は、朝の時を告げること。
昔はめんどりが時を告げるのは不吉な前兆とされ、女性が勢力をふるうと国や家が滅びるとされた。
ことわざ博士
「牝鶏晨す」ということわざはね、女性が家や国で主導権を握ることを指すんだよ。

それが現れると、何か問題が起こる前触れとされているんだ。

助手ねこ
へえ、そうなんや。じゃあ、「めんどりが朝を教える」っていうのは、ちょっと普通と違うことが起こってるってサインやねんな。

女の人がいつもよりえらいことをすると、なんか変わっちゃう前の兆しってことやな。いつもと違うことが起きたら、何か注意した方がええかもしれんね。

【出典】
書経しょきょう

寵姫の言いなりになっていた殷の紂王を討伐するために、周の武王が連合軍を起こした時に発した宣言の一部。

【語源由来】
朝の時を告げてなくのは雄鶏なのに、それをさしおいて雌鶏が先に時を告げるということ。

【類義語】
・雌鶏うたえば家亡ぶ

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「牝鶏晨す」の解説

カンタン!解説
解説

「牝鶏晨す」っていう言葉はね、本来は鳥のオスが朝に鳴くのが普通だけど、めんどりが鳴いて朝を知らせるという珍しい状況を表しているんだよ。これを使って、女性が家や国で主導権を握ることを例えているんだ。

このことわざは、昔の中国の「書経」という古い文献から来ていて、そこには女性が権力を持つことは珍しく、それが起こると国や家がうまくいかなくなる前兆とされていたんだ。

たとえばね、普通は家の中でお父さんが大きな決断をすることが多いけれど、お母さんがすべてを決めていて、お父さんが何も言えないような家庭を「牝鶏晨す」と言うことがあるんだよ。これは、普通とは違う状況を指していて、何か問題があるかもしれないという意味で使われることが多いんだね。

「牝鶏晨す」の使い方

健太
女子が部長になってから、みんなが雰囲気が悪くなったよね。
ともこ
そうだね。あの子が指示出すとなんか部活がグダグダになるし、先生もあまり期待してないみたい。牝鶏晨すってやつだね。
健太
彼女なりに頑張っているんだけどな。
ともこ
部長ばかりに任せないで、もう少しみんなで協力して部活を良くしていこうよ。
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「牝鶏晨す」の例文

例文
  1. 会社の中で部下が上司の命令を無視し始めた時、彼は牝鶏晨すの兆しと感じた。
  2. 歴史の授業で、帝国が滅びゆく過程に牝鶏晨すがしばしば見られたことが議論された。
  3. あのプロジェクトチームでは、リーダーよりも新入りが主導権を握っている。まさに牝鶏晨すの状況だ。
  4. 彼女は社内で異例の速さで出世したが、周りからは牝鶏晨すと囁かれ、やっかみを受けている。
  5. 古代の文献において、国が乱れる前に必ず牝鶏晨すのサインがあったとされ、これが民衆の不安を煽る要因となっていた。

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