【ことわざ】
人の褌で相撲を取る
「他人の褌で相撲を取る」ともいう。
【読み方】
ひとのふんどしですもうをとる
【意味】
他人のものを使って、自分の利益を得ることのたとえ。
【語源・由来】
褌は、お相撲さんのしめている「まわし」のこと。他人のまわしを借りて相撲を取ったことが由来。
【類義語】
・他人の褌で相撲を取る
・他人の念仏で極楽詣り
・人の提灯で明かり取る
・人の太刀で功名する
・人の牛蒡で法事する
・舅の物で相婿もてなす
【英語訳】
One beats the bush,and another catches the birds.
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「人の褌で相撲を取る」の使い方
今度の自由研究は、友達が話していたアイディアを使うことにしたよ。
自分で考えてはいないの?
うん、あれはなかなかいいアイディアだと思うから。
健太くん、それじゃあ人の褌で相撲を取るようなものよ。
自分で考えなくちゃ。
自分で考えなくちゃ。
「人の褌で相撲を取る」の例文
- 隣のチームが検討している企画を、先にこちらのチームで実行することにしたというけれど、それじゃあ人の褌で相撲を取るようなものじゃないか。
- ともこちゃんの読書感想文を真似しようとしたら、先生に人の褌で相撲を取ってはいけないとしかられた。
- もらった野菜を売って儲けているなんて、人の褌で相撲を取っているようなものだ。
- 人の褌で相撲を取るというけれど、土地を転がして利益を得ていてもいいじゃないか。
- 友達の考えていた計画を使って、自分たちが旅行へ行くなんて、人の褌で相撲を取ることになるよ。
【注意!】間違った例文
❌「とても困っていたところ、資金を援助してもらえることになったので、人の褌で相撲を取ることになった。」
他人の援助を受けるという意味で使うのは誤り。