「火を避けて水に陥る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
火を避けて水に陥る
【読み方】
ひをさけてみずにおちいる
【意味】
一つの災難を逃れても、すぐまた別の災難に遭うことのたとえ。
へぇ、それは厄介やな。つまり、「一つの大変なことから逃げたら、また別の大変なことが待ってる」ってことやね。火事から逃げたはいいけど、今度は水で溺れかけるって、なかなか難儀や。
色々な問題からうまく逃れるのって、思ったよりも難しいんやな。
【語源由来】
火から逃れようとして水に溺れるという意から。
【類義語】
・一難去ってまた一難
・前門の虎、後門の狼
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「火を避けて水に陥る」の解説
カンタン!解説
「火を避けて水に陥る」ということわざは、一つの問題を回避しようとした結果、別の新たな問題に直面してしまう状況を表しているんだね。これは、一つの危険を避けるために選んだ行動が、結果的に別の危険を招いてしまうという皮肉な状況を描いているよ。
例えば、火事から逃れるために急いで逃げ出したけれど、その途中で川に落ちてしまって溺れるリスクに直面する、というようなシチュエーションだね。つまり、火からは逃れられたけど、今度は水の危険に遭遇してしまったというわけ。
このことわざは、どんな選択をするにしても慎重に考える必要があること、または、あらゆる解決策が必ずしも安全ではない可能性があることを教えてくれているんだ。生活の中で決断を迫られた時に、その選択がもたらす可能性のある別の問題も考慮に入れることの重要性を思い出させてくれる言葉なんだよ。
「火を避けて水に陥る」の使い方
試験の勉強、徹夜でやったよ。
え、本当?でもそれ、体調崩さない?
大丈夫だと思ってたんだけど、今朝起きたら熱が出てて。
それじゃ、火を避けて水に陥るだね。試験を心配して体を壊すなんて。
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「火を避けて水に陥る」の例文
- 彼は激しい上司との関係を避けるために別の部署に移動したが、新しいチームの仕事のプレッシャーがさらに大きいことに気づき、まさに火を避けて水に陥る状況になってしまった。
- 火を避けて水に陥るとは、私の友人の話そのものだ。都会の生活から逃れるため田舎に引っ越したものの、通勤に毎日何時間もかかるようになってしまった。
- 彼女は離婚して自由を得たと思ったら、経済的な問題に直面し、まさに火を避けて水に陥るという状況になった。
- 大学での勉強が大変だったので、休学を決めたが、アルバイトの仕事が思っていた以上にキツかった。これこそ火を避けて水に陥るという典型的な例だ。
- 火を避けて水に陥るが如く、彼は交通渋滞を避けるために遠回りをしたが、その道が工事中で更に時間がかかってしまった。
例えば、火から逃れるために水へ飛び込んだら、今度は溺れる危険に直面する、という意味があるんだ。