「富貴は浮雲の如し」の意味(出典)
【ことわざ】
富貴は浮雲の如し
【読み方】
ふうきはふうんのごとし
【意味】
富や地位は、空に浮かぶ雲のようにはかなく消えてしまうものだということ。
「なるほどなぁ、富と地位ってのは、空の雲みたいにクルクル変わるもんやな。今はあっても、あっという間になくなるかもしれへんし、ずっと持ち続けるのは難しいってことやな。
ええかげんなものに一喜一憂せんといて、しっかりと足元固めとかなあかんな。
【出典】
「論語」
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「富貴は浮雲の如し」の解説
カンタン!解説
「富貴は浮雲の如し」ということわざはね、お金持ちになったり、高い地位についたりすることは、空に浮かぶ雲みたいに、すぐに消えてしまうかもしれないという意味なんだよ。
たとえばね、空を見上げると、雲があるときもあれば、すぐに風で飛ばされてなくなってしまうことがあるよね。それと同じで、人がとても豊かになったり、すごい地位についたとしても、それがずっと続くとは限らないんだ。
このことわざは、お金や地位がとても大事だと思っても、それが永遠に続くものではないってことを教えてくれるんだね。だから、そういうものに一喜一憂するのではなく、もっと大切なものに目を向けるべきだという教えが込められているんだよ。
「富貴は浮雲の如し」の使い方
最近、僕の父さんが昇進したんだ。でも、正直、そんなに嬉しくないんだよね。
どうして? もっといい生活ができるようになるんじゃない?
うん、それはそうなんだけど…でも、富貴は浮雲の如しって言うじゃない? 富や地位が高くなっても、それはすぐに変わるかもしれないし、本当に大事なのは家族との時間だよね。
なるほどね、富や名声も、確かにはかないものかもしれないね。じゃあ、今を大切に過ごすことがもっと重要だね。
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「富貴は浮雲の如し」の例文
- 彼は若くして成功を収めたが、富貴は浮雲の如しと知るべきだ。今の地位がいつまでも続くとは限らない。
- 社長の座に就いたとしても、富貴は浮雲の如しと心得ておくことが大事だ。いつ何が起こるか分からないからね。
- 彼女は昔から富貴は浮雲の如しという考えを持っていたため、突然の解雇にも動じなかった。
- 多くの富を得たが、富貴は浮雲の如しと言われる通り、その幸福は長くは続かなかった。
- 大企業のCEOも富貴は浮雲の如しと自覚していれば、謙虚な姿勢を失わずに済むのだろう。
これは空に浮かぶ雲が形を変えたり消えたりするように、富や地位も永遠に続くものではないと教えているんだよ。