「衆之を悪むも必ず察す」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
衆之を悪むも必ず察す
【読み方】
しゅうこれをにくむもかならずさっす
【意味】
世間の評判で物事を判断してはいけないという孔子の教え。
世間の声に流されずに、自分で事実をちゃんと察知するってことが重要やってわけやね。
【語源・由来】
世間の人々が悪く言っても簡単に信用せず、自分の見識で判断せよということ。
【出典】
「論語」
「衆之を悪むも必ず察す」の解説
「衆之を悪むも必ず察す」という言葉は、たくさんの人が何かを悪いと言っても、それをすぐに信じてはいけないと孔子が教えていることを意味しているんだ。自分でちゃんと調べて、自分の知識や経験に基づいて、正しい判断をしなければならないっていうことなんだよ。
たとえば、みんなが「あの人は意地悪だ」とか「あの映画はつまらない」と言っていても、実際にその人と話してみたり、映画を見てみたりして、本当にそうなのか自分で確かめることが大事なんだね。みんなの言うことをそのまま信じちゃうと、本当は違うかもしれないし、いいことや面白いことを見逃してしまうかもしれないよ。だから、この教えは、他人の言葉に流されずに、自分で物事を理解することの重要性を伝えているんだね。
「衆之を悪むも必ず察す」の使い方
「衆之を悪むも必ず察す」の例文
- 衆之を悪むも必ず察すというので口コミサイトは信用しない。
- インフルエンサーが勧める商品は企業からお金をもらってのことかもしれないので、衆之を悪むも必ず察すで自分で試して考える。
- 「テレビで言ってたから」と健康情報を信じるのは危険だ。衆之を悪むも必ず察すというし、人それぞれ違った身体なのだから。
- 家は大きな買い物なので、衆之を悪むも必ず察すの姿勢でいろんなハウスメーカーを見て回る。
- ホワイト企業と聞いて入社したが、衆之を悪むも必ず察すというように内情は違った。
これは、多くの人が何かを悪いと評判していても、その評判だけで物事を判断してはいけない、という意味なんだよ。私たちは、自分自身でしっかりとその事柄を調べ、真実を見極めるべきだと教えているんだ。