「下手な大工でのみつぶし」の意味
【ことわざ】
下手な大工でのみつぶし
【読み方】
へたなだいくでのみつぶし
【意味】
大工が使う道具ののみと、酒を飲むとを掛けたしゃれで、仕事をさぼって酒を飲んで財産を失うこと。下手な大工がのみをだめにする「のみつぶし」と、酒を飲んで財産を失う「飲みつぶし」を掛けた言葉。
ええやんけ、またもや言葉遊びかい!大工の仕事をサボって酒ばかり飲んでるから、工具もろくに使えずに、結果として財産も飲みつぶしちゃうってわけやな。
仕事もせんと酒ばっかり飲んでたら、そら何もええことないわな。なんや、けっこう深い意味があるなぁ、この言葉。
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「下手な大工でのみつぶし」の解説
カンタン!解説
「下手な大工でのみつぶし」という言葉は、ふたつの意味をかけている面白いことわざだね。一つ目は、文字通りに大工が使う道具である「のみ」をダメにすること。もう一つは、酒を「飲み」続けてお金や財産をつぶすことを表しているんだ。
このことわざは、大工の技術が下手で仕事ができないために、彼の道具が役に立たなくなる様子と、仕事をサボってばかりいて酒にお金を使い果たす様子をダブルミーニングで表現しているんだよ。つまり、仕事もろくにせず、酒にお金を使って生活を台無しにしてしまう人を批判的に言う時に使う言葉なんだ。
このように、日本のことわざや言い回しには、言葉遊びが含まれていることが多く、聞いている側に知的な楽しみを提供することもあるんだね。
「下手な大工でのみつぶし」の使い方
学校をサボってばっかりのAくん、見なかった?
ああ、彼なら昼間からカフェでゲームしてるよ。まるで下手な大工でのみつぶしみたいだね。
勉強をサボってゲームばかりしているから、将来が心配だよね。
本当だね。勉強しないと彼の将来は本当に「飲みつぶし」になっちゃうかも。
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「下手な大工でのみつぶし」の例文
- 町の酒場でよく見かける彼は、まさに下手な大工でのみつぶしの典型だ。仕事はそこそこに、お酒ばかり飲んでいる。
- 祖父がよく言っていた、下手な大工でのみつぶしにならないように、仕事に誇りを持てという教えが、私の職人としての心構えを形作っている。
- 彼は下手な大工でのみつぶしになる道を歩んでいたが、ある日を境にして人生を立て直し、見事な家具作りに専念するようになった。
- 下手な大工でのみつぶしではなく、技術を磨いて一人前の職人になることが、若者たちにとって最も大切な目標である。
- 仕事をサボってばかりいる彼は、周囲から下手な大工でのみつぶしと揶揄され、とうとう職場を追われることになった。
つまり、技術がなく仕事をおろそかにして、酒におぼれて財産まで失う状態を描写しているんだ。