「千里の馬も伯楽に逢わず」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
千里の馬も伯楽に逢わず
【読み方】
せんりのうまもはくらくにあわず
【意味】
いつの時代にも優秀な人はいるが、その才能を見抜いて能力を発揮させることができる人はなかなかいないということ。
これは、才能ある人が適切な指導者や環境に出会うことの大切さを教えてくれてるんや。
【語源・由来】
「伯楽」は、名馬を見抜く名人のこと。
一日に千里を走ることのできる名馬がいても、それを見抜くことのできる名人はなかなかいないことから。
【類義語】
・千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず
【英語訳】
It is very difficult to meet an able person.
「千里の馬も伯楽に逢わず」の解説
「千里の馬も伯楽に逢わず」ということわざは、優れた才能を持っていても、その能力を見抜いてくれる適切な指導者や評価者に出会うことは難しいという意味を持っているんだよ。「千里の馬」という表現は、一日に千里も走ることができるほどの非常に優れた馬、または転じて優れた才能を持つ人物を指しているんだね。「伯楽」とは、牛馬の良し悪しを見分ける名人のことで、転じて人の才能を見抜き、育てる優れた指導者を意味しているよ。
このことわざは、才能があってもそれを認識し、適切に評価し、育ててくれる人に出会えなければ、その才能は十分に発揮されないということを示しているんだ。つまり、優れた才能があっても、その才能を理解し、引き出し、育てることができる人物に出会うことが非常に重要だという教訓なんだね。
この言葉は、優れた才能を持つ人々がしばしば正当な評価を受けないことの難しさを表しているよ。また、才能ある人物とそれを見出し育てることができる指導者の関係の重要性を強調しているんだ。このことわざは、才能と機会がうまく一致することの大切さを教えてくれるんだよ。
「千里の馬も伯楽に逢わず」の使い方
「千里の馬も伯楽に逢わず」の例文
- 千里の馬も伯楽に逢わずというけれど、あの先生に出会わなければ、この才能には気づかないまま生きていたことだろう。
- 彼女は全くの素人だったにも関わらず、偶然出会った師が彼女の才能に気づいたんだ。千里の馬も伯楽に逢わずだね。
- ピッチャーをしていた頃は、それほど力のある選手だと思わなかったけれど、キャッチャーに転向してからは素晴らしい成績だね。千里の馬も伯楽に逢わずというけれど、彼と監督の出会いに感謝しなければいけないね。
- 彼女は何度コンクールに応募しても落選ばかりだった。しかし、作品が先生の目に止まったことで、才能が一気に開花したんだね。千里の馬も伯楽に逢わずということだったのか。
まとめ
人は誰しもなにかの才能を秘めているのではないでしょうか。
しかし、千里の馬も伯楽に逢わずというように、その才能を見抜く人物に出会わなければ、気づかないまま過ごしてしまうのかもしれませんね。
眠っている才能に気づいてくれる人に出会うことで、才能を発揮させることができるといいですね。