「膳部揃うて箸を取れ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
膳部揃うて箸を取れ
【読み方】
ぜんぶそろうてはしをとれ
【意味】
あわただしく食事に取りかかってはいけないという戒め。準備がすべて整ってから物事を行えということ。
せっかちに食べ始めるのはあかんし、準備が全部整ってから行動しいやっていう話やで。なんでもそうやけど、事を始める前に準備はしっかりと、やろうってことなんやな。
食事をする時は、料理がすべて揃ってから箸を取るものだということから。
「膳部揃うて箸を取れ」の解説
「膳部揃うて箸を取れ」ということわざは、食事を始める前にすべての料理が揃っていることを確認し、それから箸を取って食べ始めるべきだという意味を持っているんだよ。この表現は、あわてて食事に取りかかることを戒め、落ち着いて食事をすることの大切さを教えてくれるんだね。
この言葉は、「膳部」という言葉を使っており、これは食事のために膳(食卓)に並べられる料理全体を指しているよ。「膳部揃うて」とは、食事の全ての料理が膳に揃うことを意味していて、「箸を取れ」とは、その後で箸を取り食事を始めることを指しているんだ。
また、このことわざは、物事を始める際には、準備が整ってから行動に移すべきだという教訓も含んでいるよ。つまり、必要な準備が整ってから物事に取り組むことで、スムーズに進めることができるということなんだね。この言葉は、慌てず、計画的に行動することの重要性を教えてくれるんだ。
「膳部揃うて箸を取れ」の使い方
「膳部揃うて箸を取れ」の例文
- 準備が整わないうちから事を始めると失敗することがあるので、膳部揃うて箸を取れ。
- 準備万端になってから始めないと、膳部揃うて箸を取れといい、急いては事を仕損じる。
- とりかかるのは用意が万全になってから!膳部揃うて箸を取れというが、不十分なままでは結局作業を中止しなくてはいけなくなる。
- まだお味噌汁が出ていないのに食べてはいけない。膳部揃うて箸を取れという。心落ち着けて食べなさい。
- 短気は損気というし、せっかちは良くないよ。膳部揃うて箸を取れ。
例えば食事に関しては、あわただしく食べ始めるのではなく、料理がすべて揃ってから箸を取るべきという教えだよ。