「竹屋の火事」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
竹屋の火事
【読み方】
たけやのかじ
【意味】
腹を立てて、ぽんぽんと文句をいったり、ずけずけと言いたい放題言ったりすること。
何かにつけてズバズバと言っちゃう感じやね。ほんまに竹屋の火事みたいに、思ったことをどんどん言うてまうってことか。感情が爆発する前にちゃんとコントロールせなあかんなぁ。
【語源・由来】
竹屋が火事になると、竹が燃えてぽんぽん音を立ててはじけることから。
【類義語】
・竹藪の火事(たけやぶのかじ)
【英語訳】
He gets angry and began to talk.
「竹屋の火事」の解説
「竹屋の火事」ということわざはね、竹が燃える時に「ポンポン」と大きな音を立てることから来ているんだ。これは、人が怒っている時にポンポンと大きな声で文句を言ったり、ズケズケと何でも思ったことを言っちゃうことを表しているんだよ。
たとえば、誰かがすごく怒っていて、その怒りをズバズバと周りにぶつけている様子を想像してみて。それがまるで、火事で燃える竹がパチパチと音を立てているみたいなんだね。怒っている人も、竹の火事も、どちらも周りに影響を与える大きな音を立てているところが似ているんだ。
このことわざは、怒りや不満をずけずけと表現する様子を、竹の火事のようなはじける音に例えているんだよ。だから、「竹屋の火事」と言われると、人が怒っていて、思ったことをズバズバ言っている状態を想像するんだね。
「竹屋の火事」の使い方
「竹屋の火事」の例文
- 彼女はいつも穏やかに笑っているけれど、一度怒り出してしまうと、言いたい放題が止まらない。まるで竹屋の火事だ。
- 父は怒ると手がつけられない。竹屋の火事というようになってしまう。
- 竹屋の火事というけれど、文句ばかり言っていては解決にはならないじゃないか。
- 他人に対しては、腹を立てても我慢することもできるけれど、夫婦となると我慢なんてできずに、まるで竹屋の火事となる。
・金時の火事見舞い(きんときのかじみまい)お酒を飲んで顔が真っ赤になること。
・地震雷火事親父(じしんかみなりかじおやじ)世の中でこわいとされるものを、調子よく並べた言葉。
・対岸の火事(たいがんのかじ)自分には関係のないことなので、痛くもかゆくもないということ。
いろいろな意味のたとえとして、「火事」が使われているのですね。
まとめ
竹屋の火事というように、怒りの勢いに任せて言いたい放題文句を言うことが、あるのではないでしょうか。
しかし、思い切り文句を言ったあとには、しっかりと話し合いをして解決に努めたいものですね。