【ことわざ】
孟母三遷の教え
「孟母三遷」「孟母の三遷」「三遷の教え」「孟母の三居」「孟母の教え」ともいう。
【読み方】
もうぼさんせんのおしえ
【意味】
子どもの教育のためには良い環境を選ばなければならないということ。
【語源・由来】
孟子の母は、はじめ墓地の近くに住んでいたが、孟子が葬式の真似ばかりして遊ぶので市場の近くに越した。すると今度は商人の真似ばかりして遊ぶので学校の近くに越したところ、ようやく礼儀作法のまねごとをするようになったという。
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「孟母三遷の教え」の使い方
孟母三遷の教えのようなお母さんが、この町には多いんだって。
そうね。この学校に入学するためだけに引っ越してくる人たちが多いものね。
そうなんだよね。教育熱心な人が多いから、習い事にかける金額が日本トップクラスなんだそうだよ。
でも、子供の体力テストは全国でも下位クラスなんだけどね~。
「孟母三遷の教え」の例文
- 孟母三遷の教えという言葉のように、教育環境が大事だから、子供が目にするテレビの番組には気を配らないといけない。
- 孟母三遷の教えという言葉を信じて、有名な私立の小学校に入ったのに、公立より荒れていた。
- 孟母三遷の教えというように、子供の頃に読む本は、その子の人生を決めるといっても過言ではないので良書を選ぶべきだ。
- 孟母三遷の教えという言葉にあるように、子供の頃こそ、本物の素材で育て、本物を知る子に育てるべきだ。
- 孟母三遷の教えの通りに、気に入る学校が見つかるまで引っ越しを繰り返し、子供の精神的負担になるかもしれないと心配したが、意外と楽しそうだった。
まとめ
この言葉を聞いたとき、何百年経とうが、国境を超えようが、人間は同じ生き物なんだなと実感した言葉である。まさに、孟母三遷の教えのごとき母親が日本にたくさんいるじゃないか、人間って変わらないんだと思った。