「足を削りて履に適せしむ」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
足を削りて履に適せしむ
「足を削りて」は、「足を刻して」ともいう。
「履に適せしむ」は、「靴に入る」ともいう。
【読み方】あしをけずりてくつにてきせしむ
「履」は、「り」とも読む。
【意味】物事の本末を取り違えて無理に物事を行うこと。目先のことばかり考え、物事の根本を考えないこと。
そうなんや。それはつまり「大事なところを見失ってしまってる」ってことやな。シューズが合わへんからって足を削るなんて、それは明らかに間違ってるやろ。
シューズを変えた方がええのに。これは問題を解決する時に、本当に大切なところに気をつけろって教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
足を削って無理に靴の大きさに合わせる意から。
【出典】
「淮南子」
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「足を削りて履に適せしむ」の解説
カンタン!解説
「足を削りて履に適せしむ」っていうことわざは、物事の大切なポイントを間違えて、全く逆のことをしてしまっている状況を表す言葉なんだよ。
たとえばね、新しい靴を買ったけどちょっと大きすぎたとしよう。普通なら靴が足に合うように調整したり、大きさが合う靴に交換したりするよね。でもこのことわざで言っているような状況では、逆に自分の足を削って靴の大きさに合わせようとしてしまうんだ。
これはもちろん間違った方法だよね。だって本来なら、靴が足に合うようにするべきなのに、足を靴に合わせてしまっているんだから。だから、「足を削りて履に適せしむ」っていうことわざは、物事の本末を取り違えて、全く逆のことをしてしまっている状況を表しているんだよ。
「足を削りて履に適せしむ」の使い方
日本の政治が行き詰まりそうね。
足を削りて履に適せしむという姿勢を改めないと、もう無理だよね。
目先の選挙の事しか考えていないもんね。
選挙のための政治であって、国民のための政治じゃなくなっているんだ。
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「足を削りて履に適せしむ」の例文
- 完璧にこだわりすぎて納期が遅れるのは、足を削りて履に適せしむだ。
- 利益追求にばかり目が行き、何のためにこの仕事をしているのか忘れたら足を削りて履に適せしむだろう。
- メルカリで不用品を売ったのに、その売上でメルカリで物を買ったら足を削りて履に適せしむというやつだよ。
- 彼の経営は、足を削りて履に適せしむようなものだ。早晩行き詰まるだろう。
- 冷静に考えてごらんよ。それは、足を削りて履に適せしむ、本末転倒というやつだよ。
「足を削りて履に適せしむ」という表現は、物事の本質を見失っている状況を描いているんだよ。