「乃公出でずんば蒼生を如何せん」の意味
【ことわざ】
乃公出でずんば蒼生を如何せん
だいこういでずんばそうせいをいかんせん
【意味】
他の者に何ができるのか、自分が出てやらなければならない。これから世に出ようとする者の気負いと自信を表す言葉。
自分自身が主体となって、自信を持って行動することが大切なんや。これから何かを始めようとする人は、自分の力を信じて、思い切って行動しなあかんってことやな。
「乃公出でずんば蒼生を如何せん」の解説
「乃公出でずんば蒼生を如何せん」という言葉は、自分が行動に出なければ人民(蒼生)をどうすることもできない、すなわち自分が積極的に何かを行わなければ状況を改善することはできないという強い意志や決意を表す表現なんだ。
ここでの「乃公」とは、自分を指す尊大な表現で、「我が輩」や「おれさま」のような意味を持つ一人称なんだ。「出でずんば」とは「出ねば」や「行動に出なければ」を意味しており、「蒼生」は一般的な人々、すなわち民衆や人民を指しているんだ。
この表現は、自分自身が社会や民衆のために行動する責任があると感じている人物が使うかもしれないんだ。それは、自分が具体的な行動をとることで、周囲の状況や人々の生活を改善しようという意志や使命感を示しているんだよ。しばしば、指導者や改革者、熱意を持った青年などが、自己の責任感や世の中を変えるための決意を表現する際にこのような言葉を用いることがあるんだ。
「乃公出でずんば蒼生を如何せん」は、世の中の問題に直面した際に、自分が主体的に動かなければ誰が動くのか、自分がリーダーシップを取らなければ誰が取るのかという問いかけを含んでおり、積極的で自信に満ちた態度を示す言葉として使われるんだね。それは、自己の行動が大きな影響をもたらすと信じている人の自負や自覚を表しているんだ。
「乃公出でずんば蒼生を如何せん」の使い方
「乃公出でずんば蒼生を如何せん」の例文
- 僕が出ずして誰が出るというのだ。乃公出でずんば蒼生を如何せん。
- 他の人にはできっこない。乃公出でずんば蒼生を如何せん。
- 世の中を救うのは僕しかいない。乃公出でずんば蒼生を如何せん。
- 乃公出でずんば蒼生を如何せんといって、健太くんは意気込んでいる。
- 問題を前にして、「僕がやらずして誰がやる。乃公出でずんば蒼生を如何せん」と鼻息荒く語っていたが、実はもう片付いている。
これから何かを成し遂げようとする人が、自分の意志や自信を持って行動することを表しているんだよ。