「大巧は巧術無し」の意味とは?(出典)
【ことわざ】
大巧は巧術無し
【読み方】
だいこうはこうじゅつなし
【意味】
真に巧みな手腕をもつ者は、それを感じさせないものだということ。
なるほどなぁ。つまり、「本当の名人は華やかさやごまかしをしない」ってことやな。一見、下手に見えるかもしれへんけど、実は本物やんってことやねん。
それに、自分のことを大騒ぎせずに、謙虚にふるまうことも大事なんや。見た目に惑わされず、真の実力を見抜く目を持つことが大切なんやで。
【出典】
「菜根譚」
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「大巧は巧術無し」の使い方
彼は本当にすごいピアニストなのかな。そうは思えないな。
大巧は巧術無しというわよ。能ある鷹は爪を隠すともいうし。
ステージに立たない時は本気を出さないか。
手を抜いているわけじゃないと思うけど、才能をむやみにひけらかさないんだと思うわ。
「大巧は巧術無し」の例文
- ともこちゃんは才能があるのに、謙虚だから大巧は巧術無しでそんなにすごそうに見せない。
- 大巧は巧術無しなだけで、彼は本当はすごいんだよ。
- 出る杭は打たれるから目立たないようにしていて、大巧は巧術無しのごとく才能を隠している。
- 大巧は巧術無しというが、この絵は一見すると下手そうに見えるかもしれないが、作者は世界的に有名な画家だ。
- 本物を知る人じゃないと、大巧は巧術無しというので真の才能を見抜くのは難しい。
また、自分の腕前を自慢することもしないから、最初は拙いように見えるんだ。