【ことわざ】
矯めるなら若木のうち
【読み方】
ためるならわかぎのうち
【意味】
欠点や悪い癖を矯正しようと思ったら、若いうちのほうが柔軟性があってよいということ。
【語源・由来】
木の枝ぶりを直すには、若木のうちに直すとやわらかくてよいけれど、硬くなってしまってからでは、思い通りに直らないということから。
「矯める」とは、曲げたり伸ばしたりして形を整える、または悪い性質を直すという意味。
【類義語】
・鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)
・老い木は曲がらぬ(おいきはまがらぬ)
・二十過ぎての子の意見と彼岸すぎての肥は聞かぬ(はたちすぎてのこのいけんとひがんすぎてのこえはきかぬ)
【対義語】
–
【英語訳】
Best to bend while it is a twing.
He is young enough to amend.
Thraw the wand while it is green.
「矯めるなら若木のうち」の使い方

今日も先生とお母さんに、忘れ物が多すぎると叱られたよ。

前の日に準備をするのはどうかしら?

前の日に、準備をすることも忘れてしまうんだよ。

健太くん、矯めるなら若木のうちというのだから、今から一緒にがんばりましょう。
「矯めるなら若木のうち」の例文
- 子供は少し厳しくしつけることが大切だと思う。矯めるなら若木のうちというだろう。
- 年齢を重ねると、人の意見を聞くこともむずかしくなってしまうね。矯めるなら若木のうちというから、若いうちに悪い癖は直しておきたいね。
- 矯めるなら若木のうちというのだから、その癖は早く直すように対策を考えよう。
まとめ
年齢を重ねると、知識や経験も豊富になるのではないでしょうか。
しかし、知識や経験が豊富になってしまったせいで、柔軟性を失ってしまうことがあるのかもしれません。
矯めるなら若木のうちというように、悪い癖や欠点は早めに直すように心掛けたいものですね。