「断琴の交わり」の意味(出典・類義語・英語訳)
【ことわざ】
断琴の交わり
【読み方】
だんきんのまじわり
【意味】
最も心の通い合う友情。
心の底からわかり合える関係って、本当に素晴らしいことやね。断琴の交わり、めっちゃ感動的な友情を象徴する言葉やわ。
【出典】
中国、春秋時代、琴の名手伯牙が自分の奏でる心を完全に理解した友人鍾子期の死後、琴の弦を断ったという「列子」湯問の故事から。
【類義語】
・伯牙、琴を破る(はくが、ことをやぶる)
・子期死して伯牙復琴をかなでず(しきししてはくがまたことをかなでず)
・金蘭の契り(きんらんのちぎり)
・管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)
・金石の交わり(きんせきのまじわり)
・水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
・刎頸の交わり(ふんけいのまじわり)
・断金の交わり(だんきんのまじわり)
【英語訳】
To become sworn friends.
「断琴の交わり」の解説
「断琴の交わり」という表現は、非常に深い友情や心の通じ合いを意味する言葉で、中国の春秋時代の故事に由来しているんだ。この話では、琴の名手である伯牙が、自分の音楽を完全に理解して共感してくれる唯一の友人である鍾子期が亡くなった後、自分の琴の弦を断ち切って二度と演奏しないと誓ったとされているよ。
この行動は、鍾子期への深い友情と敬愛の気持ちを表し、また、そのような深い理解者を失った悲しみを象徴しているんだ。それにより、「断琴の交わり」という言葉は、ただの友情を超えた、心底から理解し合える、非常に深い絆を持つ関係を表すようになったんだよ。
この故事は「列子」の中の「湯問」に記されており、最も心の通い合う友情や、他に代えがたい深い結びつきの例として語り継がれているんだ。それは、人生における深い理解や共感の重要性、そして真の友情の価値を象徴しているんだね。
「断琴の交わり」の使い方
「断琴の交わり」の例文
- 祖父は、断琴の交わりから立ち直れるのだろうか。
- 断琴の交わりというけれど、祖母はとても悲しみに暮れている。
- 大切な友人の存在はとても大きくて、断琴の交わりとなっては立ち直れる自信がない。
まとめ
大切な人を失うということは、とても悲しいことですね。
断琴の交わりという悲しみは、想像できるものではないのかもしれませんね。