「出物腫れ物所嫌わず」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
出物腫れ物所嫌わず
【読み方】
でものはれものところきらわず
【意味】
屁もできものも、あれこれ場所・場合に関係なく、おかまいなしに出る。産気づくことにもいう。
どんな場所でも、体の自然な反応は起こりうるっていうことやな。自然なことやから仕方がないってことを教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
「出物」は、おならのこと。うっかり人前でおならをしてしまった時のことば。
【類義語】
出物腫れ物時知らず(でものはれものときしらず)
【英語訳】
Necessity knows no low. (必要に法律はいらない)
「出物腫れ物所嫌わず」の解説
「出物腫れ物所嫌わず」という言葉は、おなら(出物)や体の腫れ物が、場所やタイミングを選ばずに発生するという意味のことわざだよ。
この表現は、人がコントロールできない自然な身体の反応を指していて、特におならのようなものは場所や状況を選ばずに起こることがあるということを示しているんだ。たとえば、うっかり人前でおならをしてしまった時などにこの言葉が使われることがあるよ。
このことわざは、自然な身体の反応は時に予期せぬタイミングや場所で発生することがあるという現実を表しているんだね。これは、人間の体が持つ自然な機能や反応に対する理解を示しているとも言えるよ。もちろん、このような状況は恥ずかしいものだけど、それが人間の自然な一部であることを示している言葉なんだ。
「出物腫れ物所嫌わず」の使い方
「出物腫れ物所嫌わず」の例文
- いや失礼しました。出物腫れ物所嫌わず、ごめんなさい。
- 隠そうとしても悪いこと隠せない時代になってきました。出物腫れ物所嫌わずといいます。悪いことが内部から自然と外にでること自体とがめることはできないでしょう。
- 出物腫れ物所嫌わずといいますが、これほどリークが続くということはこの組織の問題は相当根が深いということです。
- 今は体制がしっかりしていて、内部統制も厳しく、情報統制が出来ていますが、いずれ出物腫れ物所嫌わずという時期が来ます。その時にどうするかを今のうちに検討しておくべきです。
まとめ
内部にあるものは時と場所を選ばずに出てくることは真理(しんり)です。どんなに厳重に管理していてもいつかは世の中に出ます。世界中の情報にネットを通じてアクセスできる時代です。古い時代感覚で物事を判断していると大きな間違いを招く時代です。今の時代の流れにのれば、昔と違って国を超えて一夜で世界的な企業が生まれる時代なのかもしれません。
このことわざは、人間の身体的な反応や状態が、周囲の環境や状況に関わらず自然に起こることを示しているんだ。