【ことわざ】
手前味噌を並べる
【読み方】
てまえみそをならべる
【意味】
・自分で自分をほめること。身内をほめること。
・自分のやったことを得意気(とくいげ)に自慢すること。
「味噌」には、特色とする点、他と比べて得意に思っている点という意味があります。「そこが味噌です。よく気が付きましたね。」などと使われます。
【語源・由来】自家製の味噌を並べて、出来のよさを自慢し合ったことから。
【類義語】
自画自賛(じがじさん)
【対義語】
―
【英語訳】
Every cook commends his own sauce. が英語訳です turn geese into swans という表現もあります。
「手前味噌を並べる」の使い方

僕の作った工作の方がいいのにな。

でも太郎君の工作の方が学年賞なんでしょ。

あれはテレビで紹介された工作のマネだよ。

健太君も手前味噌を並べるのね。
「手前味噌を並べる」の例文
- 手前味噌を並べるようでお恥ずかしいのですが、うちの娘は本当に親孝行なのです。
- 今度の取引先のプレゼンを聞いていると手前味噌を並べるだけ並べたように聞こえるので、どの分野に本当の強みがあるのかよくわかりません。
- 手前味噌を並べさせていただきますが、この業種の顧客管理のノウハウはわが社の他に持っている会社はありません。
- 手前味噌を並べるわけではないのですが、うちの社員は全員やる気があって明るくていい子たちです。
まとめ
自分が満足して作ったものを悪くいう人はいないでしょう。手前味噌を並べるのは悪い事ではないと思いますし、ほかの人も悪くとる人はいないと思います。しかしながら、それが、手前味噌ばかり並べられて他の味噌の悪口を言い出すと、そうは思われなくなってきます。味噌を並べるときには気を付けましょう。