「枝を伐って根を枯らす」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
枝を伐って根を枯らす
えだをきってねをからす
【意味】
大きなことを処理するには、手近なところから順に片付けるといいということ。
敵との戦いでも、最初は小さいところから始めて、最後に大元を狙うんやな。ちょっとした戦術やってことや。一気に本陣を狙うより、ちょこちょこと小さなところを攻めて、全体を制する方法を教えてくれるんやな。
【語源・由来】
切りやすい枝から伐り、最後に根が枯れるように処理する意から。
【類義語】
・根を断って葉を枯らす
「枝を伐って根を枯らす」の解説
「枝を伐って根を枯らす」っていうことわざは、大きな問題を解決するときには、まず小さなところから手をつけて、最後に大きな根本の部分を解決する方法を示しているんだよ。
例えばね、部屋の片付けをするときに、全部一度にやろうと思うと大変だよね。だから、まずは机の上を整理したり、洋服をたたんだりというように、小さな部分から始めて、最後に全体のレイアウトを整えるというようなことを指すんだよ。
「枝を伐る」は、木の枝を切り落とすことで、小さな問題を解決すること。「根を枯らす」は、木の根本を枯らすことで、大きな問題を解決することを意味しているんだ。だから、「枝を伐って根を枯らす」ってことわざは、「小さな問題から順番に解決していき、最後には大きな問題も解決する」っていうことを教えてくれるんだね。
「枝を伐って根を枯らす」の使い方
「枝を伐って根を枯らす」の例文
- 末端組織を叩き続ければ、大きな組織であっても枝を伐って根を枯らすように勝手に倒れてくれるだろう。
- 最初にリーダーを攻撃すれば組織は崩壊すると考える人もいるし、枝を伐って根を枯らすように攻撃しやすい組織の下から攻めて崩壊させると考える人もいる。
- 外堀から埋めるように、周囲の人間を取り込み枝を伐って根を枯らす。
- 非効率的に思えるかもしれないが、枝を伐って根を枯らす方が味方の被害が少なく確実に事を成すことができる。
- 大物はなかなか表に姿を現さないので、使いっ走りレベルから攻め枝を伐って根を枯らす。