「えせ侍の刀いじり」の意味(語源由来)
【ことわざ】
えせ侍の刀いじり
【読み方】
えせさむらいのかたないじり
【意味】
真の勇気のない者ほど虚勢を張るというたとえ。
外見だけで中身が伴ってへんってやつやね。これは、本物の強さっていうのは、見た目やアピールではなく中身にあるんやな、と感じさせてくれる言葉やな。
臆病な侍ほど人前でやたらと刀をいじりおどす意から。
「えせ侍の刀いじり」の解説
「えせ侍の刀いじり」っていうことわざはね、実は自分が臆病だったり勇気がない人ほど、他人の前で強がったり、大げさな行動をしたりすることを表す言葉なんだよ。
たとえば、友達がバスケットボールの試合で怖がってプレーできないのに、練習のときはいつも大きな声で指示を出している、っていうのがこれに当たるんだ。彼は本当は試合が怖いけど、それを隠すために大きな声で指示を出して、自分が怖がっていないように見せているんだよ。
「えせ侍」は、見かけだけの侍、つまり本当の勇気や能力がない侍のことを言うよ。「刀いじり」は、無意味に刀をいじる、つまり自分が強いように見せる行動を指しているんだ。だから、「えせ侍の刀いじり」ってことわざは、「本当の勇気がない人ほど、他人の前で大げさな行動をする」という意味になるんだね。
「えせ侍の刀いじり」の使い方
「えせ侍の刀いじり」の例文
- ブランドに頼っておしゃれを理解していない君はえせ侍の刀いじりだ。
- 強がりばかりで本音を言えないなんてえせ侍の刀いじりですね。
- リア充っぽいインスタでいいねをかせぎ承認欲求を満たすのは、えせ侍の刀いじりというやつだ。
- 港区のボロアパートに住んでまで港区のアドレスを得ようとするとは、えせ侍の刀いじりでみっともない。
- コンプレックスのかたまりである健太くんはえせ侍の刀いじりで、ありのままの自分を見せることをこわがる。
つまり、本物の武士らしさを持たない臆病な侍が、他人の前で不必要に刀をいじることで威嚇しようとする様子を指している。