「腹心を布く」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
腹心を布く
【読み方】
ふくしんをしく
【意味】
思っていることをひとつ残らず打ち明けること。いつわりのない本心をいうこと。
そやな、腹心を布くってのは、心の底から全てを話すってことやな。信用できる人には何でも話せる、そんな関係があれば、心に秘めてることも全部打ち明けられるってわけや。
これ、めっちゃ信頼してる人とだけできることやから、そんな人がおるってのは幸せなことやね。
「春秋左氏伝」
【類義語】
・腹心を披く
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「腹心を布く」の解説
カンタン!解説
「腹心を布く」という言葉は、昔の中国の歴史書「春秋左氏伝」に出てくる言葉で、自分の心の中にある考えや感情を全部打ち明ける、つまり誰かに心を完全に開くという意味があるんだよ。
この表現は、とても信頼している人にだけ、自分の本心や秘密をすべて話すことを表している。それは、その人との間に強い信頼関係があることを示していて、お互いに深い絆があるということなんだね。
例えば、親友や家族など、本当に信じられる人にだけ、自分の本当の気持ちや悩みを話すことが「腹心を布く」にあたるよ。これは、人と人との関係の中でとても大切なことで、お互いの理解を深め、より強い絆を築くために必要な行動なんだよ。
「腹心を布く」の使い方
なんか悩みがあるみたいだね。大丈夫?
うん、実はちょっと聞いてほしいことがあるんだ。腹心を布くって言うじゃない?君には本当のことを全部話そうと思って。
ありがとう、何でも言ってみて。
聞いてもらえるって分かっただけで、安心して心が軽くなったよ。
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「腹心を布く」の例文
- プロジェクトの成功のために、チームリーダーはメンバー全員に腹心を布いて、本音で意見交換を促した。
- 彼女は信頼している友人にだけ腹心を布くことができ、そうすることで心の重荷が軽くなった。
- 社長は取締役会で腹心を布くことにより、会社の将来に関する重要な決定を透明にする努力をした。
- 彼は面接で自分の弱点についても腹心を布くことにした。それにより、誠実さをアピールすることができた。
- 結婚を考えている彼女に対して、彼は自分の過去のすべてを腹心を布くことで、何も隠し事がないことを示した。
この言葉は、信頼できる人に対して自分の考えや感情を隠さずにすべて話すことを表しているね。