【故事成語・ことわざ】
逆鱗に触れる
【読み方】
げきりんにふれる
【意味】
目上の人を激しく怒らせてしまうこと。
【語源・由来】
「逆鱗(げきりん)」とは、竜のあごの下に逆さに生えた鱗(うろこ)のこと。
人がその鱗に触れると、竜が必ず怒ってその人を殺してしまうという伝説があった。
「韓非子(かんぴし)」税難(ぜいなん)より。
「その喉下に逆鱗径尺なる有り、若し人これにふるる者あらば、則ち必ず人を殺さん。人主も亦た逆鱗有り、説く者は能く人主の逆鱗にふるること無くんば、則ち幾からん」
(君主にも逆鱗というものがあるので、君主に意見を述べるときには、その逆鱗に触れないように気を付けることが大切だ)
と説いたことから由来している。
【英語訳】
Imperial wrath is touched. To infuriate your superior.
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「逆鱗に触れる」の使い方
ともこちゃん、ぼくがここにいることは秘密にしてくれないかな。
健太くん、どうして隠れているの?
昨日サッカーの練習をサボったことが、監督にバレてしまったんだ。
逆鱗に触れてしまって、逃げているのね。
「逆鱗に触れる」の例文
- 助言を聞かずに失敗してしまって、上司の逆鱗に触れてしまった。
- 部長の逆鱗に触れてしまい、左遷させられてしまった。
- サインを無視して勝手なプレーをして、監督の逆鱗に触れた。
- いたずらをして、先生の逆鱗に触れた。
- 口答えをしてしまったことが、先輩の逆鱗に触れてしまった。
目下の人を怒らせた時に使うのは誤りなので注意が必要。
「部長の言葉が、部下の逆鱗に触れた。」と使うのは誤り。
自分の怒りについていうのは、不適切なので使用には注意が必要。
「彼女の行動は、私の逆鱗に触れた。」と使うのは不適切。
「部長の言葉が、部下の逆鱗に触れた。」と使うのは誤り。
自分の怒りについていうのは、不適切なので使用には注意が必要。
「彼女の行動は、私の逆鱗に触れた。」と使うのは不適切。
まとめ
逆鱗に触れるというほどに、目上の人を怒らせることのないように、気をつけて生活をしたいものですね。