「言悖りて出ずる者は亦悖りて入る」の意味(出典)
【ことわざ】
言悖りて出ずる者は亦悖りて入る
【読み方】
げんもとりていずるものはまたもとりている
【意味】
道理にはずれた発言をすると、道理にはずれた発言をされるということ。
他人に不親切なことを言うと、同じようなことを言われるってわけやな。つまり、相手にどうしてほしいかを考えて、ちゃんとした言葉を選ばなあかんってことやろ。
【出典】
「大学」
「言悖りて出ずる者は亦悖りて入る」の解説
「言悖りて出ずる者は亦悖りて入る」という言葉は、昔の中国の本「礼記」の一部「大学」から来ているんだよ。この言葉の意味は、簡単に言うと、人に対して優しくないことや間違ったことを言ったりすると、その返り血として、自分も同じように不親切な言葉や間違った言葉で返されることがあるっていうこと。
もうちょっとわかりやすく言うと、例えば、クラスの友達に無理やりなことを言ったりすると、その後、その友達からも嫌な言葉を返されたり、うまくいかないことが起こったりするよ。つまり、人にどう接するかで、自分が受け取る返事や反応も変わるっていうことを教えてくれる言葉なんだよ。だから、人に優しく接した方がいいよっていう大切な教えが含まれているんだね。
「言悖りて出ずる者は亦悖りて入る」の使い方
「言悖りて出ずる者は亦悖りて入る」の例文
- 言悖りて出ずる者は亦悖りて入るので、それを嫌と感じるなら人の振り見て我が振り直せで直せばいい。
- 言悖りて出ずる者は亦悖りて入り、売り言葉に買い言葉で関係がこじれるので、相手に話すときは道理にはずれないよう心がけるべきだ。
- 正しい表現で会話をしないと、言悖りて出ずる者は亦悖りて入ることになりお互いが不快に感じる。
- 彼はいつも道理にはずれたことをいうと思ったら、自分の言葉を顧みるといい。言悖りて出ずる者は亦悖りて入るというよ。
- 親が「なんだその口のきき方は」と子供に怒りを感じるとき、きっと親が道理にはずれたことをいい、言悖りて出ずる者は亦悖りて入るとなる原因を作っている。
つまり、どう振る舞うかで人からの反応も変わるということだね。