「五両で帯買うて三両でくける」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
五両で帯買うて三両でくける
ごりょうでおびこうてさんりょうでくける
【意味】
本来の目的より、それに付随することで思わぬ出費をすること。
つまり、大きなものを買うときには、それに付随するもののコストも考慮しなあかんってことを教えてくれるんやな。意外とそっちの方がお金がかかることもあるから、予算の計画をしっかり立てないといけへんねんな。
【語源・由来】
「五両で帯買うて三両でくけて、くけ目くけ目に口紅つけて、折り目折り目に七房下げて」という手まり歌の文句による。
【類義語】
・一升の餅に五升の取粉
「五両で帯買うて三両でくける」の解説
「五両で帯買うて三両でくける」っていう言葉はね、大事なものを買うよりも、それに付いてくる小さいものや、その後の手間に意外とお金がかかっちゃうっていう意味だよ。
例えばね、新しいゲーム機を買ったとして、そのゲーム機よりも、ゲームやアクセサリーにお金がたくさんかかっちゃうときとかに使う言葉なんだ。
このことわざの由来は、五両(これは昔のお金の単位で、今の言葉でいうと、けっこうな金額だよ)で帯を買って、その後さらに三両もかけて、特別な方法で縫うことを「絎ける」というんだけど、そんな風に縫ってしまうってことからきているんだよ。
「絎ける」ってのは、表から縫い目が見えないように綺麗に縫うことを言うんだよ。だから、この言葉は、大事なものを手に入れる時に、それに関連するものや後の手間で、思っていた以上に費用がかかることを表しているんだね。
「五両で帯買うて三両でくける」の使い方
「五両で帯買うて三両でくける」の例文
- 基本料金だけ見ると安いのに、結局オプションが必要になり五両で帯買うて三両でくけるとはいい商売だ。
- オンラインゲームはダウンロードは無料だが、課金でとられ五両で帯買うて三両でくける。
- 家を買うも固定資産税やメンテナンス代がかかり、五両で帯買うて三両でくけるとなった。
- 結婚式は50万円からと聞いていたのに、あれこれ勧められ五両で帯買うて三両でくけるように500万円になってしまった。
- 野生のライオンが見たくてアフリカに向かったが、風土病を予防するワクチン代が結構高く、五両で帯買うて三両でくける痛い出費だった。