「愚を守る」の意味(出典)
【ことわざ】
愚を守る
【読み方】
ぐをまもる
【意味】
才能を隠し愚か者のふりをすること。自分の知識や能力をひけらかさないこと。
「愚を守る」という言葉は、自分の知識や能力をわざと隠して、普通や少し鈍いかのように振る舞うことを意味しているんだよ。
なるほどな。つまり、「実は賢いけど、おろかなふりをする」ってことやな。目立たず、ひっそりと自分のペースで動くように、他人に知らせずに行動するわけや。
必要な時だけ本当の力を出す、という戦略やな。周りをからかったりするんやな、これは。
【出典】
「荀子」
「人は才能をひけらかし、自分を賢く見せたがるものだが、才能を隠して愚かなふりをしていることが最善の処世術である」という孔子の言葉。
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「愚を守る」の解説
カンタン!解説
「愚を守る」っていうことわざは、自分がどれだけ賢いか、どれだけたくさん知っているかを、あまり人に見せない、もしくは故意にバカに見えるように振る舞うことを言っているんだよ。
例えばね、テストで100点取れるけど、わざと間違えて80点にして、他の子たちに自慢しないようにするとか、すごく詳しいことを知っているけど、それを人に教えずに、普通の人のように振る舞うことだよ。
「愚」は、ちょっとバカっぽい、または普通より少し知識が足りない状態を意味していて、「守る」は、その状態を保ち続ける、つまり、人に見せないようにすることを言っているんだよ。
だから、「愚を守る」っていうのは、自分の真の能力や知識を隠して、普通の人のように振る舞う、もしくはわざとバカに見えるように振る舞うっていう意味なんだね。
「愚を守る」の使い方
武将には愚を守る者が少なくなかったのよね。
愚か者だと思われていた方が、後継者争いに巻き込まれずに済むよね。
隣国の武将から侮られていた方が戦いやすいしね。
愚を守る方が利点が多かったんだね。
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「愚を守る」の例文
- 出る杭は打たれるので、愚を守る。
- 愚を守り出しゃばらないことが処世術の一つだ。
- 三か国語を話せたが、愚を守っていたので誰も知らないと思う。
- 愚を守り自慢をしないことで敵を作らず、平穏な毎日を送る。
- 能ある鷹は爪を隠すように、愚直に愚を守る。