【空谷の跫音】の意味と使い方の例文(語源由来・類義語・英語訳)

【ことわざ】
空谷の跫音

【読み方】
くうこくのきょうおん

【意味】
人の気配がなかった静かな谷間で聞く足音のことで、寂しい日々を送っているところへ訪問客があったり、便りがあったりする喜びをいうことば。

跫音を恐怖として感じるときに用いるのは誤用。

【語源・由来】
「荘子」徐無鬼の「空谷に逃るる者は、人の足音の跫然たるを聞きて喜ぶ」から。
「跫音」は足音のこと。

【類義語】
・空谷足音

【英語訳】
welcome footsteps in a lonesome valley.
a ray out of the darkness.
a ray of hope amidst despair.

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「空谷の跫音」の使い方

健太
最近、面白い新作が出ないね。面白い本が出ないと、余計にみんなが本屋に行かなくなって、ますます出版不況が加速するよね。
ともこ
そうねえ。ああ。でもこの前出たばかりの、老大家の作品は、圧巻の面白さだったわよ。さすがって言いたくなるような文章でね、あっという間に読んでしまったわ。
健太
それは、出版界にとっては、空谷の跫音だね。
ともこ
もう、映画化も決まっているらしいし、これでまた、出版界が盛り上がって、いい本がたくさん出ると良いわね。

「空谷の跫音」の例文

  1. 留守番をしているときに、雷が鳴るし、大雨も降って薄暗くなり、心細くてお布団にもぐり込んでいたら空谷の跫音のごとき母の足音が聞こえた。
  2. 誰も私の意見に賛成してくれず、これでおしまいかと思ったとき、彼が空谷の跫音で賛同してくれたおかげで場の空気が変わった。
  3. あたらしい街に引っ越して、まだ知り合いもいなくて寂しいところに、空谷の跫音で友人から手紙が届き、泣きそうになるほどうれしかった。
  4. 当時、この巨人が出てくる漫画は、漫画界に於ける空谷の跫音として、何人も一読三嘆したものだが、友人によると相当若い作者が描いたらしい。
  5. 夫が亡くなって一人寂しく暮らしているんですけど、そうそう、先日空谷の跫音で孫たちが遊びに来てくれての。
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