「肺肝を砕く」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
肺肝を砕く
【読み方】
はいかんをくだく
【意味】
心力のあるかぎりを尽くして考える。心を尽くす。非常に苦心する。
へぇ〜、そういうことかいな。つまり、「めっちゃがんばる」ってことやな。自分の中の全部を出し切って、何かをやり遂げるって感じか。
肺や肝臓って、体の中でめっちゃ大事な部分やから、それを砕くほどって言うとるんやもんな。すごい情熱的やね、これは。やるときゃ全力でやらなあかんってことやな。
【語源・由来】
杜甫の「垂老別」より。「肺肝」は心のこと。昔は肺臓と肝臓がものを考える場所と信じられていた。
【類義語】
・肝胆を砕く
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「肺肝を砕く」の解説
カンタン!解説
「肺肝を砕く」という言葉はね、中国の有名な詩人である杜甫が書いた「垂老別」という詩から来ているんだよ。この言葉は、ものすごく苦労すること、心を本当に痛めて何かをすることを意味しているんだ。
たとえば、大切な人のために何かをする時に、すごく心を使って、どうすれば喜んでもらえるか、どうすれば助けになるかと、深く深く考えることを想像してみて。それが、「肺肝を砕く」っていうこと。心の底から出るような気持ちで、何かをするっていうんだね。
例えば、友達が困っているときに、ただ手伝うだけじゃなくて、どうしたら一番良い解決ができるか、真剣に考えたり、自分も一緒に悩んだりすること。それが「肺肝を砕く」ということ。つまり、ただの助けではなく、心からの深い思いやりや配慮を示す行為を表しているんだよ。
「肺肝を砕く」の使い方
僕のクラスのいじめが解決しないんだよね。
先生は肺肝を砕くように考えているの?
肺肝を砕くように、解決策を考えたんだけど、加害者が反省をしないんだから解決のしようがないよね。
先生も生徒も被害者もつらいわよね。
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「肺肝を砕く」の例文
- 子供の成長に肺肝を砕く日々だったので、成人式を迎えて感慨深いです。
- 空手部の先生は、熱心に生徒のために肺肝を砕く先生で、ちゃんと休めているのか心配になるくらいに、生徒を大事にしてくれました。
- 泣いているともこちゃんを笑顔にしようと肺肝を砕く努力をしてみました。
- 転校生の健太くんがクラスに早くなじむことができるように、学級委員長のともこちゃんは肺肝を砕く努力をしていました。
- 僕を喜ばせようと肺肝を砕く努力をしてくれたようで、ともこちゃんがくれたものは僕の好きな遠方のケーキ屋のものでした。
自分の心を粉々にしてまで、何かを成し遂げようとするその姿勢を表しているんだ。