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【白馬は馬に非ず】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

「白馬は馬に非ず」の意味(出典・類義語)

意味

【ことわざ】
白馬は馬に非ず

【読み方】
はくばはうまにあらず

【意味】
詭弁。こじつけ。

ことわざ博士
「白馬は馬に非ず」とは、公孫竜という思想家が出した論理的な命題なんだ。彼は、白い馬を見たときに「白」という色と「馬」という存在を別々に認識できることから、「白馬」は単なる「馬」とは異なるものだと主張したんだよ。

これは、言葉や概念の捉え方について考えさせる、哲学的な問いかけなんだね。

助手ねこ
ほほう、なんか難しい話やな。でも、つまり「白馬」って言うたら、ただの「馬」とはちょっと違う特別な何かを指すってことやろ?色が白い馬と、馬っていう動物を区別するって話か。

普段なんとなく使ってる言葉やけど、ちゃんと考えると色々深いんやな。

【出典】
公孫竜子こうそんりゅうし

【類義語】
・堅白同異の弁

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「白馬は馬に非ず」の解説

カンタン!解説
解説

「白馬は馬に非ず」というのは、中国戦国時代の公孫竜によって唱えられた「白馬非馬論」とも呼ばれる詭弁的な命題なんだ。これは、特定の特性を持つ対象(この場合は「白い」という特性を持つ馬)が、その一般的なカテゴリー(この場合は「馬」)に含まれないと主張するもので、言葉の概念や定義についての哲学的な問いを提起しているんだ。

公孫竜の主張は、人が「白馬」を認識するとき、それは単に「馬」というカテゴリーの中の一つの対象ではなく、「白」という属性を持つ特定の馬として認識されるということを示しているんだ。つまり、「白馬」は「馬」よりも具体的な概念であり、「白馬」を指し示すとき、それは単なる「馬」とは異なる何かとして認識されるということなんだ。

この議論は、言葉や概念の理解という点で重要な哲学的問題を提起しており、後世の言語哲学や論理学に影響を与えたんだ。一見すると単なる言葉遊びのように思えるかもしれないが、これは実は概念の特定性と一般性、そして言葉の使い方がどのように私たちの世界の認識を形作るかという深い問題についての考察なんだよ。

「白馬非馬論」は、同じ対象に対しても、どのような観点からその対象を見るか、どのように言語を使ってその対象を表現するかによって、その対象の理解がどのように変わるかを示す典型的な例として知られているんだね。それは、言葉や概念がどれだけ私たちの認識に影響を及ぼすか、そして言葉にはどのような力があるかを理解するための一つの出発点となっているんだ。

「白馬は馬に非ず」の使い方

健太
一休さんの「このはしわたるべからず」は、白馬は馬に非ずだよね。
ともこ
はしがだめなら真ん中を渡るって話ね。
健太
話としてはおもしろいけど、一休さんと友達になりたくないな。
ともこ
友だちになったら面倒くさそうね。
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「白馬は馬に非ず」の例文

例文
  1. 自分の敷地に落ちていたから自分のものというのは、白馬は馬に非ずだな。
  2. 白馬は馬に非ずなんて、政治家みたいな詭弁だな。馬は馬だろう。
  3. 売れている=おいしい、売れていない=おいしくないわけじゃない。白馬は馬に非ずのごとく詭弁で、宣伝がまずいだけかもしれない。
  4. 健太くんは、白馬は馬に非ずのように詭弁を弄して言い逃れする。
  5. 健太くんは人間だ。だからともこちゃんは人間ではないというのは、白馬は馬に非ずだ。




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