「話上手の聞き下手」の意味(対義語)
【ことわざ】
話上手の聞き下手
【読み方】
はなしじょうずのききべた
【意味】
話すことが上手な人は、人との会話においても自分の話に夢中になってしまい、とかく相手の話を聞かないし、聞いても肝心の内容を把握していないことが多いという意味。
そうか、これは自分ばっかり喋って聞く耳を持たへん人を警告する言葉なんやな。会話は話すことも大事やけど、聞くことも同じくらい大事やからな。
【対義語】
・聞き上手の話し下手
・聞き上手は話し上手
・話し上手は聞き上手
「話上手の聞き下手」の解説
「話上手の聞き下手」っていうことわざは、誰かが話すのがすごく上手でも、それだけに他人の話をじっと聞くのが得意じゃないっていう意味なんだよ。
話すのが上手な人って、自分の話に夢中になりがちだから、他人の話を聞くのが苦手だったりするんだ。だから、自分が話すことばかり考えて、人が話してる時でも、次に何を話すかで頭がいっぱいになっちゃうことがあるんだよね。
たとえばね、話すのが上手な人と会話してる時、自分の話はあきらめて、その人の話を聞くことに集中すること、そんな経験あるかな?だって、話すのが上手な人が何人か集まったら、みんな自分の話ばかりして、ほとんど一方通行の会話になっちゃうんだ。
でもね、みんなが話すだけじゃ会話って成り立たないんだよ。誰かがちゃんと聞き役にならないと、みんなの言ってることが伝わらないんだ。だから、「話し上手の聞き下手」っていうことわざは、話すだけじゃなくて、人の話をちゃんと聞くことも大切だっていうことを教えてくれているんだよね。
「話上手の聞き下手」の使い方
「話上手の聞き下手」の例文
- 友人は、話上手の聞き下手であるから、聞き上手の話下手である自分とは相性が良く、居心地がいい。
- 話上手の聞き下手である彼は、空気を読まないで、自分のペースでずっとしゃべっているから、話が面白い割に好感度が低い。
- 話上手の聞き下手という言葉の通り、彼は話術はすごいが、まったくと言っていいほど、人の話を聞こうとしない。
- 彼は、話上手の聞き下手だが、いずれは話上手の聞き上手になりたいらしい。
- 話上手の聞き下手の人と疲れているときに一緒にいると、さらに疲れる。
まとめ
話上手の聞き下手は、自分が話す事ばかりに夢中になり、相手の話を聞こうとしないことである。人の話をしっかり聴くことに慣れれば、話しの内容や情報が理解でき、教養が付き、さらに良好な人間関係を築くことができる。ちなみに、誰でも同じことを思うと思うが、自分の話をしっかり聴いてもらえる人は、話しもしやすいので、当然好感を持ってもらうことができる。日本人には自分は話下手だと思っている人が多いが、聞き上手の話下手を目指すことで好感度を上げることが可能である。