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【蛇の生殺しは人を噛む】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

蛇の生殺しは人を噛む

「蛇の生殺しは人を噛む」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
蛇の生殺しは人を噛む

【読み方】
へびのなまごろしはひとをかむ

【意味】
痛めつけたまま、半死半生のままにしておいたことで、怨みを受けて害を招くということ。
災いの根源を完全に取り除かなかったことで、身に害が及ぶこと。

ことわざ博士
「蛇の生殺しは人を噛む」ということわざは、痛めつけて半死半生の状態にした蛇が、結局は人を噛むという意味で使われるんだ。

これは、人を中途半端に苦しめて放っておくと、その人から恨みを買って逆に害を受けるという教訓が込められている言葉なんだよ。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「相手をいじめて中途半端にしとくと、最後は自分が痛い目見る」ってことやな。半死半生の蛇が逆襲するみたいに、人もね、ずっと苦しめられてたらいつかは反撃するわけや。

こういうのをちゃんと気をつけなアカンっていう警告やね。

【語源・由来】
蛇を完全に殺さず、痛めつけてそのままにしておいたことで、噛まれてしまったことから。

「生」とは、中途半端、不完全という意味。

【類義語】
・生殺しの蛇に噛まれる(なまごろしのへびにかまれる)

【英語訳】
Because, it is since a grudge will be received or damage will be caused later.

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「蛇の生殺しは人を噛む」の解説

カンタン!解説
解説

「蛇の生殺しは人を噛む」ということわざはね、誰かをひどく苦しめて、完全には解決しないで放っておくと、その人から恨まれて最終的に自分に害が返ってくるという意味なんだよ。

たとえば、蛇を生殺しにすると、蛇は痛みで苦しみながらもまだ生きているから、逆襲して人を噛むことができるんだね。これは人間の関係にも当てはまるよ。もし誰かをいじめたり、ひどい扱いをしてそのままにしておくと、その人は恨みを持ち続けて、いつかは何らかの形で反撃してくるかもしれないんだ。

このことわざは、私たちに対して、他人を公平に扱い、誰かを不必要に苦しめることなく問題をしっかりと解決することの重要性を教えているんだよ。それができないと、後で大きなトラブルになることがあるから、注意が必要だね。

「蛇の生殺しは人を噛む」の使い方

健太
確かにケンカはしたけれど、ちゃんと決着はついたと思っていたんだ。
ともこ
そう思っていたのは、健太くんだけで、きっと話し合いが足りなかったんだと思うわ。
健太
それにしても、こんな仕返しをされるなんて思っていなかったよ。
ともこ
蛇の生殺しは人を噛むということね。
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「蛇の生殺しは人を噛む」の例文

例文
  1. 気を持たせておいて、そのままにしておくから、こんなことになったんだ。蛇の生殺しは人を噛むということだよ。
  2. 決着はしっかりつけておいたほうがいいよ。そうでないと、蛇の生殺しは人を噛むといって後から困ったことになるかもしれないからね。
  3. 情けをかけたつもりだったけれど、蛇の生殺しは人を噛むことになるなんて、思ってもみなかったよ。
  4. 蛇の生殺しは人を噛むということもあるのだから、問題はきちんと解決しよう。
  5. 君のことを傷つけたことは謝ったじゃないか。こんな、蛇の生殺しは人を噛むようなことをするなんて、信じられないよ。

まとめ

蛇の生殺しは人を噛むというように、怨みを受けることのないように過ごしたいものですね。
また、災いの根源にならないように、何事も誠実に対処することが大切なのかもしれませんね。


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