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【蛇の生殺し】の意味と使い方や例文(語源由来)

蛇の生殺し

【ことわざ】
蛇の生殺し

「蛇の半殺し」は、誤りなので間違えないように注意が必要。

【読み方】
へびのなまごろし

【意味】
痛めつけて、半死半生のまま放っておくことのたとえ。
また、ものごとの決着をつけずに放っておくこと。

物事に決着をつけずにおいたことで、災いの種になるという意味で、「蛇の生殺しは人を嚙む」ともいう。

【語源・由来】
蛇を殺しも生かすもせずに、そのままの状態にしておくことから。
「生」とは、中途半端、不十分という意味を表す接続語。

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「蛇の生殺し」の使い方

健太
ねえ、ともこちゃん。いつになったら、返事をくれるのかな?
ともこ
そうね、もう少し考える時間が欲しいと思っているのだけど、待ってもらえないかしら?
健太
そう言って、半年も待たされているんだよ。これじゃあ蛇の生殺しだよ。
ともこ
そんなことを言わないで、もう少しだけ待ってね。

「蛇の生殺し」の例文

  1. この計画が実行されるのかどうか、提案した社員たちは蛇の生殺し状態にされていてかわいそうに思えてきた。
  2. 気をもたせておいて、返事をずっと引き延ばすなんて蛇の生殺しだよ。
  3. 経営に行き詰ったからといって、親会社が下請けを蛇の生殺しにするなんて、信じられないことだ。
  4. その気がないなら早く断って欲しいと思う。気まぐれに優しくされたら、蛇の生殺し状態じゃないか。
  5. このまま蛇の生殺しのようにしておくのなら、いっそハッキリ断ってくれないか。
似ているが、「飼い殺し(かいごろし)」とは、働きのなくなった人をそのまま雇い続けること、またその人が能力を発揮できない地位や職種に置いたまま、ずっと雇っておくこと。
間違えないように、注意が必要。

まとめ

蛇の生殺しというように、中途半端な状態でそのままにされてしまっては、気になってしまったり苦しい思いをしてしまったりするのではないでしょうか。
どのような結果になったとしても、ハッキリさせて欲しいものですね。


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