【幷州の情】の意味と使い方や例文(出典)

「幷州の情」の意味(出典)

意味

【故事成語】
幷州の情

【読み方】
へいしゅうのじょう

【意味】
どんな土地でも長く住んでいると、故郷のように思われ離れがたくなるということ。また、転じて、第二の故郷をなつかしく思う気持ち。

「幷州」は、中国山西省太原の古い名称。
ことわざ博士
「幷州の情」は、唐の詩人・賈島の「渡桑乾」に由来する故事成語なんだ。賈島は幷州に長く滞在し、故郷を恋しがっていたのに、さらに遠くへ旅立つとき、振り返った幷州そのものを「故郷」のように感じたと詠んだんだ。

これは、どんな土地でも長く住むと愛着がわいて、離れがたく感じるという意味だよ。また、転じて、長く住んだ場所が第二の故郷として懐かしく思われる気持ちを表しているんだ。

助手ねこ
そうニャ。つまり、「長くいた場所は第二の家みたいになる」ってことニャ。たとえ始めは他所の土地でも、時間が経てばそこに愛着が湧いて、その土地が自分にとって大事な場所になるんや。

賈島も幷州に10年いて、離れる時にはその土地が自分の故郷みたいに感じたんだろうニャ。人って、住んでいた場所に自然と心が引かれるものニャン。

【出典】
唐・賈島「渡桑乾(桑乾を度る)」。「客舎并州已十霜、帰心日夜憶咸陽。無端更渡桑乾水、却望并州是故郷」の句に基づく。

「幷州の情」の解説

カンタン!解説
解説

「幷州の情」という言葉や表現はね、どんな場所でも、そこに長く住むと、その場所が好きになって、離れるのが辛くなるっていう意味なんだよ。それは、まるでその場所が第二の故郷みたいになって、とても大切な場所に感じるってこと。

この言葉は、中国の詩人、賈島が使った詩の一節から来ているんだ。賈島は、「幷州」という場所に10年間いたんだけど、最初は本当の故郷をとても恋しく思っていたんだ。でも、新しい場所に移ることになった時、彼は振り返って幷州を見たら、それがもう自分の故郷みたいに感じられて、なつかしく思えたんだよ。

たとえばね、最初は違和感があるかもしれない新しい学校や新しい街でも、時間が経つにつれて友達ができたり、いろいろな思い出が増えたりして、だんだんとその場所が好きになってくるよね。それが「幷州の情」という言葉で表される気持ちなんだよ。だから、この言葉は、どこにいても時間をかけてその地と結びつく大切さを教えてくれるんだね。

「幷州の情」の使い方

健太
ねえ、もうすぐ卒業だけど、君はこの学校を離れるのが寂しくない?
ともこ
すごく寂しいよ。最初は慣れなくて大変だったけど、今ではここが第二の故郷みたいに感じるんだ。
健太
そうだよね。僕も同じ気持ち。幷州の情を感じるね。
ともこ
この学校との思い出が、これからの人生でも大切な場所として心に残りそう。

「幷州の情」の例文

例文
  1. 留学生活が終わり、日本に帰国する時、私は幷州の情を感じて、なかなか飛行機に乗る決心がつかなかった。
  2. 遠く離れた地での長い年月が、彼に幷州の情を抱かせ、その土地を第二の故郷と呼ぶようになった。
  3. 引っ越しの日、彼女は古いアパートを見回しながら、幷州の情に似た感情に包まれていた。
  4. 彼は海外出張が多く、どの国にも長く留まることができなかったが、特定の場所については幷州の情を覚え、いつか戻りたいと思っていた。
  5. 退職後、彼はかつて勤務していた町を訪れ、幷州の情を感じながら、昔の同僚との再会を楽しんだ。



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