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【火蓋を切る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

火蓋を切る

「火蓋を切る」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味【ことわざ】
火蓋を切る

【読み方】
ひぶたをきる

【意味】
競争や戦いを始めることのたとえ。
自分が始める場合だけでなく、相手によって始められる場合にも使う。

ことわざ博士
「火蓋を切る」という表現は、もともと火器の火蓋を開けて点火する準備をすることから来ているんだ。これが転じて、何かの競争や戦い、あるいは大きなプロジェクトの開始を意味するようになったよ。

始動の合図として使われることが多い表現なんだね。

助手ねこ
なるほど、それは面白いな。つまり、「本格的に何かを始める時の合図」ってことやな。例えば、プロジェクトがスタートするときや、スポーツの試合が始まるときに「火蓋を切る」というわけや。

いざというときにスパッと行動に移すのを表してるんやね。

【語源・由来】
「火蓋」とは、火縄銃の火薬を入れる口の蓋のこと。
この蓋を開いて点火の準備をすることが由来。

【類義語】
・幕を切って落とす(まくをきっておとす)

【英語訳】
To start (an argument,a battle,etc).
Start a debate.

「幕を切って落とす」と間違えて、「火蓋を切って落とす」と使うのは誤り。
幕は切って落とすことができるが、火蓋は切って落とすことはできない。
「次の戦いの火蓋は切って落とされた。」と使うのは誤りなので注意が必要。
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「火蓋を切る」の解説

カンタン!解説
解説

「火蓋を切る」という表現は、元々は火縄銃や大砲などの火器で、火蓋という点火装置を開いて発火する準備をすることから来ているんだ。この動作が、戦いや競争、あるいは何らかの行動を始める合図として使われるようになりました。

現代では、新しいプロジェクトを始める、競争を開始する、あるいは何か重要な行動を開始する際に使われる比喩的な表現として用いられることが多いんだ。例えば、ビジネスで新しいマーケットに進出する際や、スポーツの試合が始まる時などに「火蓋を切る」という言葉が使われることがあるよ。

この言葉は、ただ単に始めるというだけでなく、その行動が重大な結果をもたらす可能性がある状況に対して使われることが一般的で、何か大きなことが始まる瞬間の重要性や緊張感を感じさせる表現として効果的なんだ。

「火蓋を切る」の使い方

ともこ
健太くんが出場しているサッカーの試合を見に来たけれど、どうやら負けているようね。
健太
この試合は負けるわけにはいかないんだ。
ともこ
健太くん、がんばって。
健太
今こそ、反撃の火蓋を切る時だ。
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「火蓋を切る」の例文

例文
  1. 生徒会長選挙の火蓋を切る
  2. 待ちに待った野球の決勝戦が火蓋を切る
  3. 長年領土を奪い合っていた二つの国が、とうとう火蓋を切って、両軍が正面からぶつかり合う戦いになった。
  4. 長い間準備を進めていたけれど、どちらのチームの計画を進めるかを決める会議が火蓋を切る
  5. 今までずっと引き分けが続いているチーム同士の試合が火蓋を切る

まとめ

スポーツや仕事の場面では、競争をしたり、意見を戦わせたりすることがあるのではないでしょうか。
意見をぶつけ合うことは、よりよい結果を求めるためにはとても大切なことではないでしょうか。
心や体を傷つけあうような戦いは、なくなることを願いますが、生活がよりよくなるために選挙などの戦いは必要ですね。
また、スポーツなどで正々堂々とお互いを高め合えるように火蓋を切ることは、とても良いことではないでしょうか。


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